第4節:「Piっていつ使えるの?上場、KYC、ウォレットの“全体図”を解説」
Pi Networkに興味を持った人が、必ず最初に抱く疑問。
「で、いつ使えるの?」
アプリを毎日タップしてるだけでは、いつまでも“使える未来”が見えにくい。
今回はその疑問に、全体のタイムラインと専門用語の解説付きでしっかり答えよう。
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■ “Piの流通”は段階的に進んでいる
Piは2021年にメインネット移行を開始し、2024年から一部の取引所に上場済み。
ただし、現在でも“すべてのユーザーが自由に売買できる状態”ではない。
これは意図的に、慎重に流通を進める戦略をとっているからだ。
具体的には:
•アカウントの本人確認(KYC)を完了した人のみ
•段階的にウォレットへPiを移行
•外部送金や決済が可能に
という流れ。
この仕組みによって、不正ユーザーを排除しつつ、本当に使いたい人だけが市場に参加できるようになっている。
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■ KYCってなに?Piで重要な「本人確認」
KYCとは、“Know Your Customer”の略で「本人確認」のこと。
Piでは、KYCをクリアしないと、
•マイニングしたPiの移行
•外部送金や受け取り
•実店舗での支払い
などができない。
「え、写真送ったり、IDアップロードしたりするの怖い…」
そんな声もあるけど、これは世界中の金融や仮想通貨の世界では当たり前のルールになりつつある。
Piが目指すのは「リアルで使える通貨」だからこそ、KYCは避けて通れない通過儀礼なんだ。
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■ ウォレットってなに?
ウォレットとは、Piを保管・送金するための“デジタルなお財布”。
Piアプリ内にも「Piウォレット」という専用機能があり、
•自分の保有量を確認
•他人に送金
•QR決済
といったことが可能になる。
KYCが完了すると、自分のPiをこのウォレットに移行できるようになり、初めて「使える状態」になる。
つまり、
KYC+ウォレット移行=使えるPiになる
という構造だ。
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■ Piは“すでに上場している”
ここでよくある誤解がある。
「Piはまだ上場してないから、使えないんでしょ?」
実はこれ、もう古い情報。
Piは2023年末から複数の暗号資産取引所(OKX、Bitget、Gate.ioなど)で取引されており、現在の相場は1Pi=約1ドル前後で安定している。
ただし、これらの取引は「IOU(予約証書型)」ではなく、正式なメインネットPiが扱われるようになった。
これはPiがついに“リアル通貨”として市場で認められ始めたことを意味する。
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■ 「いつ使えるか」は、自分次第
つまり、今後Piを使えるようになるためのステップはこうだ:
1.アプリで毎日マイニング
2.KYCを完了させる(申請制)
3.Piをウォレットに移行
4.Piウォレットで外部決済や送金を開始
この流れを踏めば、あなたのスマホで掘ったPiが“通貨”になる日はもう目の前だ。
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■ 最後にひとこと
「いつPiは使えるの?」と聞かれたら、こう答えてほしい。
「準備が整った人から、すでに使い始めている」
未来は、待ってるだけじゃやってこない。
Piは“使う意思”と“行動”で初めて通貨になるんだ。
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次の節では、いよいよ「Piってどうして“価値”があるの?」という、最大の核心に触れていくよ。
(→ 第1章 第5節へつづく)