「“掘る”ってどういうこと?Piマイニングの仕組みと意味」
第2節:「“掘る”ってどういうこと?Piマイニングの仕組みと意味」
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「ねぇ、Piってさ、毎日掘れるって言うけど、“掘る”ってなに?」
この素朴な疑問。実は、すごく大事だ。
Piをやってる人なら、毎日一度は“稲妻マーク”を押してるはずだ。
でも、その行為が何を意味していて、どうやってPiが増えているのか、ちゃんと説明できる人は少ない。
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■ マイニングって“発掘”じゃないの?
まず、「マイニング」という言葉。
これは仮想通貨業界では「通貨を新しく生み出す行為」を意味する。
ビットコインの場合、膨大な計算問題を解いた人に新しいコインが発行される。
まさに「デジタルの金脈を掘る」作業。それがマイニング。
でも、Piのマイニングはまったく違う。
計算問題もなければ、パソコンすら使わない。
ただスマホでポチッとボタンを押すだけ。
なのに、なぜ“掘れる”のか?
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■ Piマイニングの本当の意味
Piのマイニングは、「ネットワークに参加する意思表示」だ。
「自分は今日もこのネットワークを支えるよ」
「このプロジェクトに参加してるよ」
そう宣言するための“出席確認”みたいなものだ。
この“出席”が多いほど、Piのネットワークは「信頼に足るもの」として成長していく。
だから開発陣は、参加してくれるユーザーに報酬としてPiを配っているわけだ。
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■ 無料で手に入るのに、なぜ価値があるの?
「そんな簡単に手に入るなら、価値なんてないんじゃないの?」
よく聞く疑問。でも、ここにPiの設計の巧妙さがある。
Piは「無料で配ること」自体が目的ではない。
「信頼できる参加者を増やす」ために、あえてハードルを下げてる。
そのうえで、次の段階では、
・本人確認(KYC)をした人に価値が高いPiを残す
・長く続けてる人ほど多くマイニングできる
・仲間を招待して“信頼の輪”を広げた人が報われる
こういう仕組みが組み込まれている。
つまり、「誰でもできるけど、継続と信頼がカギ」というわけだ。
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■ マイニングで得られるのは“通貨”だけじゃない
実は、Piマイニングを毎日やってると、もうひとつ得られるものがある。
それは「コミュニティの一員としての自覚」だ。
自分が押した“稲妻マーク”が、世界中の誰かとつながっている。
仲間とチームを組んで、ブーストして、時にはSNSで情報をシェアする。
「単なるポチ」かもしれない。
でも、それが“ネットワークを支える一員になる行為”なら、
あなたはすでに未来の経済圏のプレイヤーだ。
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■ 「掘るってどういうこと?」に答えるなら
僕ならこう言う。
「信頼と継続で未来を掘ってるんだよ」って。
ビットコインが“計算力”を競う通貨なら、
Piは“人間力”を競う通貨だ。
次の節では、この「Piを支える信頼の輪=セキュリティサークル」について、さらに深く掘り下げていこう。