【第2章:第5節】 「でも、Piって価値あるの?」——“本音の声”とどう向き合うか
ここで少し空気を変えて、
**「そもそもPiって本当に価値あるの?」**という、よく聞く“あの問い”について向き合ってみたい。
これはPiユーザーなら、一度は言われたことがあるはずだ。
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■ よくある本音トーク集
•「どうせポイントでしょ?使えるとこ少ないし」
•「現金に換えられないなら意味なくない?」
•「なんか怪しい。仮想通貨って詐欺っぽい」
•「タダでもらえるなら最初だけはやってみた」
•「今いくらなの? 1円とかじゃないの?」
…正直、この反応は“ごもっとも”だと思う。
なぜなら、今のPiはまだ「使える場面が限られている」から。
そして、「現金化も簡単じゃない」から。
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■ でも、こう考えてみてほしい
たとえば――
「Suica」が出始めたころ、
自販機もコンビニも使えなかった。
「PayPay」が始まったとき、
使える店は限られていて、
多くの人は「何それ?」という顔をしていた。
テクノロジーが“当たり前”になるまでには、
「一部の人たちが、周囲の目を気にせず使い続ける時間」が必要なのだ。
Piも同じフェーズにある。
“価値”とは、ある日突然降ってくるものではなく、
誰かの行動でゆっくりと作られていくものだ。
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■ 価値を「待つ」か、「作る」か
「価値ってあるの?」という問いに対して、
僕らはこう返すことができるかもしれない。
「今は“使ってみる”ことで、価値を一緒に作ってるんだよ」
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■ 最後に、ひとつの比喩
Piは、まだ完成していない“未来の定期券”だ。
今は駅も少なく、改札も整っていない。
でも、持っている人が増え、行き先が増えれば、
その定期券には“通貨以上の意味”が宿る。
だから今は、“本音の否定”に落ち込む必要はない。
ただ、自分の“なぜマイニングしているのか”を忘れないでいればいい。