【第1章:Piってなに?スマホで掘れる未来通貨の正体】
『Piって、なんなの?』──
そんな疑問から、この物語は始まりました。
第1節:Piって“仮想通貨”なの?
⸻
「ねぇ、Piってさ、仮想通貨なの?」
その質問を聞くたびに、少しだけ考え込んでしまう。
たしかに見た目は「仮想通貨」に見える。
スマホで毎日“ポチ”ってマイニング。
気がつけば何百、何千という単位のPiがたまっていく。
でも、それってビットコインやイーサリアムと同じ“通貨”なんだろうか?
Piは、たしかにブロックチェーン上の仮想通貨のひとつだ。
でも、これまでの仮想通貨と比べると、少しだけ…いや、かなり違う。
⸻
■ スマホで掘れる唯一の通貨
ビットコインやイーサリアムのマイニングには、高性能なPCやGPUが必要だ。
電気代もバカにならないし、何より技術的な知識が必要。
でも、Piはスマホひとつで掘れる。
アプリを入れて、1日1回“稲妻マーク”を押すだけ。
それだけで、自分のスマホの中に通貨がたまっていく。
しかも、バッテリーも通信量も消費しない。
まるでゲーム感覚。
でも、たまったPiは将来、実際の買い物やサービスで使えるようになるという。
つまりこれは、“遊び”のようでいて、リアルに直結した未来の準備運動かもしれない。
⸻
■ “仮想通貨”の定義、あなたは説明できる?
ここでちょっとだけ、専門的な話をしよう。
【仮想通貨(暗号資産)】とは…
インターネット上でやりとりできる、国家が発行しない“価値の単位”のこと。
ビットコインを代表とする、暗号技術で守られたデジタル通貨。
Piもこの定義には当てはまる。
でも、Piには“送金できない時期”が存在していた。
そう、Piは長らく「クローズド・メインネット」と呼ばれる実験環境にあった。
つまり、「通貨としての性能は持ってるけど、まだ世に出す準備中だった」というわけだ。
その準備期間が、2023年末〜2024年、そしてようやく2025年に入り本格的に“流通”を開始し始めた。
⸻
■ Piはどこで買えるの?使えるの?
現在(2025年3月時点)、Piは主要な取引所(OKX、Bitget、Gate.ioなど)に上場済み。
「え?Piって上場してないって聞いたけど?」
という人も多いけど、それは過去の話。
かつては“IOU”という「先物的なPi」が非公式に取引されていた。
でも、2025年2月から段階的に公式なPiが上場し、今では取引所でも1Pi=約1ドル前後で売買されている。
とはいえ、「ただの売買通貨」として終わらないのがPiの面白いところ。
Piは“使ってナンボ”の通貨なのだ。
⸻
■ 「Piで支払える店」が現実にあるって本当?
本当だ。
「Pipay」というP2P決済機能を使えば、Piを使って買い物ができる。
2024年には「PiFest」というキャンペーンで、世界中で2万7000店舗以上が参加。
日本でも、オンラインショップや個人経営のカフェでの導入例が少しずつ増えてきている。
もちろん、法規制や税務の問題もある。
でも、「使える」ってだけでロマンがある。
しかも、今のところ、1日1回ポチるだけで増えていく通貨だ。
これが本当に将来、現金と同じように使えるようになったら?
それだけで、Piを持ってる価値が一変する。
⸻
■ “Piって仮想通貨なの?”に答えるなら
僕ならこう言う。
「仮想通貨だよ。でも、“これからリアルで使われる”未来が見える、ちょっと特別なやつ」
仮想通貨ブームの中で、投機ばかりが目立つ世界。
そんな中で、「無料で始められて、毎日続けてる人が世界中にいる通貨」なんて、他にあっただろうか?
次の節では、この「Piを掘る」って行為が何を意味するのか、
そしてなぜ“無料で掘れるのに価値があるのか”を詳しく掘り下げていこう。
⸻