第29話 バベル・コロンブス!!
コロンブス共和国政府首脳部、彼等はアメリゴ連邦に対し支援を求める要請を繰り返し行っていた
「アメリゴ連邦安全保障会議からの返答です」
通信担当者が報告する。
「連邦は、バベル・エデンの影響力拡大を阻止するため、コロンブス共和国の一部統合案を検討すると」
「一部統合?」
議長が眉をひそめた。
「何を意味する?」
「連邦は首都圏と中枢産業地域の接収を望んでいます。」
沈黙が支配した。全員が理解した—アメリゴ連邦はバベル・エデンを利用してコロンブス共和国を併合するのだと言うことに。
「大企業同士の争いか⋯⋯」
彼ら政治家や議員は多かれ少なかれ大企業の力で権力を得た人間だ、コロンブス共和国の事はよく知っている。
そして大きな出来事は大企業が引き起こすと言う事も。
「保守派だぞ我々は、」
誰かがそう言って、その派閥に意味が無いと言う事を噛み締める。
「アメリゴ連邦の好景気で儲かった所とそうじゃ無いとこ、生き残るために、あるいは企業買収の為に流動資金を失って、完全に派閥はバラバラ、どこも自分の企業の為に動いてる」
「コロンブス共和国独力で経済危機に対処出来ないからどんな政策を打ち出しても世論に叩かれる」
世論を失えば地位を失うのは我々だ。
「どの企業がどんな爆弾を抱えているか解らないからどの企業の言う事も聞けない」
これがコロンブス共和国の大企業が政治家への影響力を失った理由である。
「「⋯⋯」」
会議室の沈黙
「バベル・エデンが動きました。」
バベル・エデンが銀行を購入、次々とコロンブス共和国企業を購入し、経営を回復していく。
「いまさらになって企業が連絡して来た」
コロンブス共和国経済の回復の目処が立ったところに厄介事、
「私はなるべく電話を避けているがそろそろ無視も出来ない」
「企業め投資の事を何もわかっちゃいない、お前ら権力争いのせいでまたコロンブスクレジットの価値が」
「アメリゴドルの取り引き停止再び?私の貯金が、おいメディアに不安をあおる様なニュースを流すなと言え」
彼等はアメリゴドルも持ってるがコロンブス共和国の政治家、貯金はコロンブスクレジットの方が多い。
「それが、アメリゴ連邦の大企業関係者がアメリゴドルの価値を上げる為に動いているようで⋯⋯」
「また派閥争い、いやそれぞれの企業同士の争いか」
纏まって居てくれないから何処に着くべきか解らない、何人かが堪らず頭を抱える
「なぁ、アメリゴ連邦の提案を受け入れないか?」
コロンブス共和国の経済回復の予兆と共に、保守派が政治力を使いバベル・エデンの企業を奪おうと動くもコロンブス共和国は自国の解体を宣言
コロンブスクレジットの価格回復を目的としたアメリゴドルとコロンブスクレジットの通貨統一はコロンブス共和国の一般大衆に受け入れられコロンブス共和国はアメリゴ連邦に編入される事になる
ちなみに通貨統一でもあらかじめコロンブスクレジットを回収していたバベルはその保有資産を3倍にするほどのアメリゴドルを手に入れたと言う。
手に入れたアメリゴドルを盾にコロンブス共和国の辺境セクターやアメリゴ連邦が管理しきれない辺境セクターを要求、アメリゴ連邦にバベルクレジットの流通したコロンブス共和国の中枢を与え、バベル・コロンブスと言う名の独立国と発展の余地のあるセクターを手に入れる事になる。
「バベル・エデンが独立勢力と言う立場でアメリゴ連邦に参加するよりも、コロンブスと言う名前を得てアメリゴ連邦に参加する方がコロンブス共和国と言う正当性を得る事が出来る」とは魚尾種のバベル・カナンコロニー議長、アッカド・シュルルの言葉
「バベル・コロンブス」「エデン・■■■■自由教区」「瑞獣・■■■■公爵領」
「国規模の自治区を保有する言うなれば企業帝国、バベル・エデンの完成が楽しみじゃ、3年後の星間人類種共同体の設立までには事を成さねばならんそオーナー」
「そこで格が決まる」




