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第19話 コロンブス会議議事録

日時:宇宙暦XXXX年XX月XX日、通商時間 09:20開始

場所:コロンブス共和国中央議事堂・第1会議室

議題:バベル・エデン、拡大派・保守派大企業の動向と対応

資料:コロンブス商人の諜報資料・アメリゴ連邦使節・議会諜報機関


【1. 組織概要】

バベル・エデンは、夕暮れの星セクターを拠点とする多種族共存型の移動要塞・経済共同体であり、近年急速に経済圏を拡大している新興勢力である。初期はアワイコロニーとの交易から始まったが、現在はアメリゴ連邦軍の整備、大規模な造船・資源加工能力により、アメリゴ連邦・コロンブス共和国内での取引を急増させている。


【2. 経済・産業力】

ドックおよび工場区画は24時間体制で稼働、民間船舶・工業モジュール・特殊資源の生産能力はアメリゴ連邦造船ステーションに匹敵。

独自の造船施設での造船を行い、修理・メンテナンスはバベルでしか対応できない設計、顧客の囲い込みに成功している。

主要な補機・推進器・制御ユニットはアメリゴ連邦規格に準拠し、連邦市場への適応性も高い。


【3. 政治・外交動向】

アメリゴ連邦との軍事・経済協力を進め、同連邦の使節団受け入れ・施設視察を通じて政治力を確保、一部の軍上層部がバックに付いたと推測される。

バグワーム戦役での実績や、アワイコロニー等他勢力との友好関係を背景に、共和国議会・メディアでも「新時代の防衛産業」「人類の守護者」として高評価されている。


【4. 組織構造と指導者】

指導者「オーナー・Y・メッセンジャー」は、強いカリスマ性と現実的合理主義を併せ持つ人物。外交・経済・軍事の全分野に精通し、好意的にとらえる人物が多い。

指導者オーナーのカリスマ性と情報統制力は高く、人材の引き抜きや内部での対抗派閥等は確認出来ていない。


【5. 経済戦略】

コロンブス共和国内で中小企業の買収・統合を行っている。

自社の保険会社を設立する事で、社会情勢による保険料の変化を気にせず安定した宇宙での経済活動を行える強みを持つが、事故が起きた時の被害も背負う諸刃の剣である。(アメリゴ連邦・コロンブス共和国内での宇宙産業には保険加入が必須である)


議長(保守派・大企業系支持層):

「本日の議題はバベル・エデンのコロンブス共和国加入について、まずは現状報告をお願いします。」


議場のあちこちで小さなざわめきが起きた。

一部の議員は苦笑し、資料をめくる手を止めて隣と小声で意見を交わす。


議員2(拡大派・宇宙建設企業系支持層):

「以上の情報から今後の宇宙関連の産業に対し致命的な経済的損失が発生する可能性があります、コロンブス共和国として対応すべきと判断しました」


拡大派の議員が発言を始めると、保守派の側からはあからさまなため息や椅子のきしむ音が響いた。


議員3(保守派・財閥系支持層):

「では発言を、バベル・エデンの加入?が議論に上がるようですが正直、あの寄せ集め要塞が共和国の秩序を乱すとは思いませんな。拡大派が騒いでいるだけでしょう。うちの会社一族としては、今のところ“様子見”ですな」


他の議員に言い聞かせる様に、様子見を強調する。


議員2(拡大派・宇宙建設企業系支持層):

「様子見ばかりで動かないから、保守派は時代遅れだと言われるんですよ。バベルの技術や資本力は侮れません、ええアメリゴ連邦軍の推薦とはいえ所詮よそ者、対策は必要ではないですかな?」


なおも反論し議会の流れを変えようと奮闘するも……


議員1(保守派・大企業系支持層):

「そう言いつつ自分の飼い主に、議会の目をバベルにでも逸らせと言われたのではないですか?拡大派企業の横暴は目にあまる、コロンブス共和国の秩序を真に乱しているのは誰なのでしょうな」


拡大派議員への嫌味が飛ぶ。


議員6(実利派・投資ファウンド系支持層)


「まあ落ち着いて、コロンブス共和国への加入に動いていると言う噂もあります、勢いのある企業、上場してくれればと思いますが……、失礼、注視は必要ですが波風を荒立てるほどでは無いのでしょうか?」


他の実利派もそこまで気にするべきでは無いと言いつつ、保険会社設立についての説明が及ぶと手を挙げた。


議員6(実利派・投資ファウンド系支持層)

「アウロラ運輸連合の独自保険が大規模事故で破綻しかけた前例もあります。バベル・エデンが保険金支払いに耐えられなくなれば、共和国全体の信用問題です。慎重な監査体制が必要でしょう」


投資対象としてしか見ていない事は確実だった、保守派もいざとなれば海賊を使えば弱体化させれると明確な弱点になおの事警戒度は下がる。


「その時は議会でも大混乱となり、保険金未払いで数百社が連鎖倒産し……

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