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第十二話「カニカニ村」

 アーリャは飛びながら地図を広げ、


「次どこ行こうかなあ〜。ん?カニカニ村ってのがある!美味しいものが食べられるのかなあ?ここに決めた!」


 そう決めたアーリャは青紫色の翼をばっさばっさしながら、その、カニカニ村へ向かった——


 そして飛ぶこと40分——


「お?なんか赤い?なんだあれ?なんか見えてきた!カニカニ村かな?」


 そこにあったのは——


「おお!これは村の入り口のオブジェかな?おっきなカニさんのデザインの入り口だああ〜」


 アーリャは喜んだ——


「そろそろ地面に降りるか。よ〜しょっと!よし、地上に立った。行くぞい!」


 アーリャはカニカニ村の入り口を通った。


 カニカニ村の中は——

 

「え!ウソ!?カニが歩いてる?ここに住んでるの、みんなカニだあ〜。すごい!!」


(アーリャは内心不安だったが、恐る恐る、カニの一匹に話しかけてみた)


「あ、あのぉ〜、ここはカニカニ村であってますか?」


 言葉が通じるかどうかも不安でもあった——


「そうカニよ。ここはカニカニ村カニ。」


——通じた!?——


(そっか、語尾にカニがついてるだけで、言葉は通じるんだ)


 アーリャはホッとした——


「お前、どこから来たカニ?」


「え、えぇ〜〜と、ギャラン・テカ・シグマ共和国って国!さっきまでウォルシュワ岬に寄ってた。」


「シグマ共和国!遠くから来たカニなあ〜、ウォルシュワ岬!景色よかったろカニ?」


 一人目の村人、いや村カニか…、の態度が緊張状態から温和な印象に変わったので、アーリャは一安心した。


「はい。展望台からの景色はそりゃ、絶景で!そうなんです。シグマ共和国から来ました」


 そして、アーリャは何の気なしに——


「この村、ってなんかおいしいもの、食べれます?」


 すると、村カニ1の表情が急に物凄い形相になり——


「食う?…だとカニ?」


 アーリャは自分がなにか物凄い失言をしてしまったことを空気で感じた。

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