秘封倶楽部の夏 2023
お久しぶりです。魔理沙です。
夏休みは外に行って遊びたい派ですか?
それとも家でゴロゴロしてたい派ですか?
私は、もちろん家でゴロゴロしてたいです。正直。
今回は、そんな私に降りかかった秘封倶楽部の出来事をお話します。
それは、秘封倶楽部のグループLINEで早苗さんに幻想学園の部室に呼ばれたところから始まります。
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2023年 8月10日
魔理沙「せっかく今年の夏休みは家でゴロゴロするって決めたのに…結局誰かに連れ回されてるじゃん…これじゃ5年生の夏休みと一緒だよ…」
(誰に連れ回されたとは言わない)
霊夢「お、魔理沙じゃーん。久しぶり〜」
魔理沙「霊夢!元気にしてた?」
霊夢「いやいや、それがさー、チルノやルーミアに虫取りに誘われちゃって…。お母さんは止めてくれないし、ライバルの紫?とか言う奴はクスクス笑ってばっかなのよ…」
魔理沙「そ、それは災難だね…」
咲夜「あら、魔理沙さんに霊夢じゃない」
魔理沙「さ、咲夜さん!お久しぶりです!フランちゃんやレミリアさんはお元気ですか?」
咲夜「ええ。あれから仲が良くなったし、今度紅魔館に巨大プールを作って遊ぼうと計画してるところよ」
霊夢「え、人間と吸血鬼のハーフなのに大丈夫なわけ?流水って吸血鬼の弱点じゃ…」
「あ、いや、流れるプールじゃないから大丈夫」と笑いながら、咲夜さんはツッコむ。
妖夢「ああ…つか、れ、た…」
霊夢「妖夢!?大丈夫!?顔が真っ赤よ!?」
咲夜「ちょっと私、何か冷やす物取ってくるわ!」
そう言って咲夜さんはどこかに走り去った。
魔理沙「え、妖夢さん、な、何があったんですか…?」
妖夢「幽々子様が…夏だからって爆食するようになって…私、何も食べてないし飲んでないしで…」
いやそれ災難とか言う問題じゃなくない!?
さっきの霊夢の話が可愛く思えてくるよ!!!
咲夜「水付けたタオルと一緒に水も持ってきたわ!どうぞ、妖夢。あんま無理しちゃダメよ…」
妖夢「うう、ありがとうございます、咲夜…」
早苗・アリス(これ、私たち会話に入っていいのかな…)
部室に入ってきた2人がきょとんとしている事に、私は薄々気づいていた。
なんか、すいません…。
ーーーーーーー少女休憩中ーーーーーーーーー
霊夢「というか、あんた(早苗)が呼んだのに私達(霊夢、魔理沙、咲夜、妖夢)より遅刻とは、いい度胸ね?」
早苗「すみませんすみませんっ!!あまりにも守矢神社が忙しくて…!!」
「グサッ」という音がした気がするが、可哀想なのでスルーしておく事にする。
早苗「それで、話を続けますが、実は…」
早苗「部活活動時に渡された『活動記録ノート』、ありますよね?あれ、何も書いてないと部活が無くなるとかなんとか…」
全員「いやそういうの早く言ってくれない!?!?」
全員の声が重なった。
アリス「という事は、活動記録に何か残さないと『秘封倶楽部』が無くなるという事じゃ…!?」
霊夢「…あっ。そうだ」
魔理沙「何かいい案とか思いついた?」
霊夢「ええ、一応。でもあんまりオススメしない」
霊夢が少し暗い顔をして言った。
早苗「いえ、『秘封倶楽部』を守るためです!なんでもやります!教えてください!その方法を!!」
霊夢「あーもう、分かったわよ!それじゃあ、まず博麗神社に行くわよ!」
えっ待って急展開すぎない!?
明らか考えること放棄してるよね作者!?
こんなこと思ってるの私だけかな!?
ーーーーーーー少女移動中 博麗神社ーーーーーー
美鈴「いや、『助っ人で来て欲しい』と言われたから来たのですが…なぜ博麗神社?」
小悪魔「同じく助っ人(パチュリーの代理)で来たのですが…というか地味に本編で出番ないですね。私」
ほんとごめん、こあ。
そして本当にごめんなさい、小悪魔ファンの方。
いつか本編でも出番出すから許してヒヤシンス。
byりんご飴
ルナサ「博麗神社…春雪異変後のライブ以来じゃないかしら」
リリカ「そうだねぇルナサ姉さん、またライブしたいなぁ!」
メルラン「いつもお世話になってまーす!」
霊夢「え、なんか人増えてない?」
咲夜・妖夢「連絡して連れてきました(わ)」
えっと、これを「用意周到」って言うのかな?
(なんか違う?)
早苗「うわぁぁ!幽霊楽団の皆さん!!サインと握手お願いしますぅぅ!」
早苗さんは幽霊楽団の皆さんに目を輝かせている。
私も後でサイン貰おうかな…
あっ、そうだ完全に忘れてた…(汗)
魔理沙「霊夢ここで何をするの?」
霊夢「それはすぐわかるわ。まずはお母さんに許可を…」
…? お母さんに許可を貰わないと出来ないのかな?
真乃未「あらあらあら、なんだか居間が騒がしいと思ったら、霊夢のお友達だったのね〜」
霊夢「あのね、お母さん。頼みがあるんだ。皆に博麗の巫女の依頼、お願いできない?」
真乃未「ああ、私宛に届く依頼ね。丁度夏休みだから特別にいいわよ」
魔理沙「本当ですか!?ありがとうございます!!」
真乃未「なんなら暑くて外に出たくなかったし…(小声)」
霊夢「おっと?私は見逃さなかったわよ?暑くて外に出たくなかったですって?春雪異変の時は外に出したがってたくせに!!」
真乃未「それとこれは話が違うでしょう!?(泣)」
ルナサ「また親子喧嘩が始まったか…」
親子喧嘩という名の夫婦漫才ってことか…
ーーーーー少女喧嘩中(夫婦漫才)ーーーーーーー
5分ほど博麗神社の境内で待っていると、霊夢が息を荒らしながら戸を開けた。
霊夢「はぁ…許可貰ってきたわよ…」
いやなんで疲れ気味なの!?喧嘩ってそんなに疲れます!?
博麗家の喧嘩怖いよ…霊夢や霊夢のお母さんに喧嘩売っちゃダメだ…。
霊夢「で、最初の依頼がさとりのペット探しね」
レミリア「私はさとりの親友だから、私が行くわ」
咲夜「では、私はお嬢様の同行を」
妖夢「私も手伝います!」
早苗「私も私も〜!!」
美鈴「私も手伝います!」
霊夢「じゃあ、ペット探しはレミリアに咲夜、妖夢に早苗ね。・・・あっ、でも、今12人いるから6:6で分けられるわね」
あっ、そっか。人数が偏っちゃうね。
アリス「じゃあ、私が数合わせで入るわ」
優しい・・・!
霊夢「うん、ありがと」
霊夢「えーっと、次は・・・紅魔館の1日メイド?」
レミリア「あー!真乃美に頼んどいたのに!あの人ほったらかしにしてたのね!」
真乃美さん、霊夢と同じで面倒くさがるタイプなんですね。
霊夢にそっくり。
あ、いや霊夢にそっくりっていうか、霊夢が真乃美さんに似たのか。
霊夢「というか、なんで私のお母さんに頼んだわけ?」
レミリア「あの、最近咲夜や雇ってる学生達が大変そうだったから・・・一日でも休みをあげたいと思って・・・」
レミリアさんが照れくさそうに言った。
最後ら辺は恥ずかしくてもごもごしてたけど。
咲夜・美鈴・小悪魔「「「お、お嬢様・・・!!!」」」
霊夢「じゃあ、私が責任持っていくわ」
魔理沙「私も、レミリアさんのメイド・・・?楽しそうです!」
小悪魔「いつもはパチュリー様の使い魔なので、私もお嬢様のメイドになりたいです!」
ルナサ「じゃあ、私も行ってみたいわ」
メルラン・リリカ「「ルナサ姉さんが行くなら私も私も〜!」」
アリス「ふふ、明るいわね・・・」
妖夢「そうですねぇ ♪」
ーーーーーー魔理沙チームの様子ーーーーーーーーー
すみませーん!お邪魔しまーす!
メイド1「あれ?お嬢様と咲夜さんはまだお帰りになられてないんですか?」
銀髪の子が(ボソボソした感じだったけど)そういった。
霊夢「あ、そっか。さとりのペット探しの方言っちゃったからいないのか・・・」
自分でも把握してないの!?
「責任もって行く」って言ったじゃん!?
小悪魔「私達、レミリアお嬢様の臨時メイドとして来たんです。まず、メイド服の用意をしてください」
こういう時の小悪魔さん頼もしい・・・!!
メイド1「えっ、はい!分かりました!」
戸惑いながらも、メイド服の準備をするためかどこかへと去った。
フラン「あれ、こあ達、何やってんの?」
あっ、久しぶり!フランちゃん元気そうだね!
フラン「あっ!魔理沙だ!今日は私と遊ぶの?」
あの時みたいに、私を指さして言った。
小悪魔「あっ、妹様!今、私達で紅魔館の1日メイドやってるんです!」
やってるっていうか、まだメイド服着てないけどね!
フラン「面白そう!私もやりたい!」
真紅の瞳がキラキラと輝いている。
もう真紅の瞳という表現に合わないほど輝いている。
小悪魔「・・・物を壊さないって、約束してくれますね?」
フランちゃんが頷き返す。
小悪魔「それでしたら、大丈夫です!」
やったー!良かったね!フランちゃん!
フラン「ね!魔理沙と一緒にメイド出来るね!」
霊夢「こんなに魔理沙が心の底から喜んでるところなんて久しぶりに見たかも・・・」
た、確かに。この幻想街に来て、無意識のうちに緊張してたのかも。
リリカ「それじゃ、楽しんでこー!」
リリカさんの合図とともに、メイド服が完成したようなので、試着室へと案内された。
ーーーーーーレミリアチームの様子ーーーーーーーー
って言っても、ペットなんて何処から探せばいいのやら。
たまに咲夜に珍しいペット探しとかさせているけれど・・・
私は探したことなんてないし・・・
美鈴「お嬢様と同意見です・・・そもそも手がかりの1つや2つはないと分かる訳ありません!」
咲夜「あっ、紙の裏に何か書かれてあるわ」
咲夜が持ってた依頼の紙の裏にはこう書かれてあった。
・小鳥の
途中ですのでちょっとずつ更新します(多分)
(この夏編の日付に深い意味は)ないです。