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華音は従姉二人と一緒の布団で眠ることになった。

お風呂からあがった華音、シルビア、春香は再び華音の部屋に戻った。

作業途中の膨大な書物と、その匂いには、どうも降参。

シルビア

「違う部屋で寝ようよ、とても安眠できない」

春香

「一緒に寝よう、華音、まだ話したいことがある」


華音は、仕方がないと思った。

お風呂に一緒に入ってしまったこともあって、一緒に「眠る」ぐらいは、大したことはないと思う。

それに、この部屋は、どう考えても、すごく埃っぽいし、匂いがきつい。


華音は、明日の学園に着ていく制服や鞄等を持ち、シルビアと春香が住む純和風お屋敷に一旦、移ることになった。


立花管理人が、全て察していたような微笑み。

「すでにご用意はできております」

「それから、明日はお天気も良さそうなので、書物は全て庭に出し、虫干しなどをしておきます」


これには、華音は頭を下げるしかない。

その華音の後で、シルビアと春香は、ガッツポーズそしてクスクスと笑っている。


華音、シルビア、春香の三人は、12畳程度の和室に入った。

すでに、三組の布団も敷かれている。

ただ、真ん中の布団が妙に大きい。


シルビアが指示。

「華音は、真ん中に」

春香がうれしそう。

「子供の頃と同じだね、華音が真ん中って」

華音は、それでも恥ずかしくなった。

「くすぐったりしないでね、布団は別だから入って来ないで」


シルビアは、フフンと笑う。

「何?華音、抵抗しようって気があるの?」

春香は首を横に振る。

「無理無理、かなわないって、私たちには」


華音は、言葉ではかなわないと思った。

そのまま、真ん中の布団にもぐりこむ。


シルビアは、「ふ・・・面白そう」と言いながら、華音と同じ布団の左側にもぐりこむ。

春香は、一言も言わず、同じく華音の右側に潜り込む。


華音は呆れた。

「何のために、三組の布団があるの?」

「準備してくれた人に失礼では?」


その華音の左腕に、柔らかな肉が押し付けられる感覚。

シルビア

「湯冷めして風邪引いても困るからさ」

右側からも、その感覚が華音を襲った。

春香

「華音、温かい、いい感じ」


華音は、やはり従姉二人にはかなわない。

「ねえ、僕って抱き枕なの?」

「子供の頃から?」


シルビアは即答。

「当たり前、すべすべして、気持ちがいい」


春香は、華音の胸をなでている。

「そうなの、ここに浮かび上がる呪文があってね、それをなでていると、よく眠れる」


華音は、またしても「なされるがまま」になっている。



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