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三田華音の大学生活が始まった。まずは内閣からの秘密の仕事

その後、全く平穏な3年間が経過した。

三田華音は、都内お茶の水にある日本トップクラスの国立大学法学部の一年生になった。

その華音がアルバイトとして入ったのは、やはり柳生事務所。

様々な「仕事」を柳生事務所のスタッフとして行うことになった。

そして、今日は午後3時から、柳生事務所で「仕事」に関する打ち合わせ。


柳生事務所長 柳生清。

「内閣に寄せられた苦情で、歌舞伎町のいわゆるぼったくりバーの調査と退治」

「何でも警察もヤクザを怖がって、まともには動けないらしい」

「この事務所は、そういう仕事も請け負う、内閣特別捜査室でもある」

柳生隆

「ポン引きは禁止対象と聞いたけれど、それに引っかかるのかな・・・」

橋本スタッフ

「中には、引っかかる酔客もいる・・・それで被害が出る」

松田明美は、華音の顔を見た。

「華音君、まだ18でしょ?この仕事は避けたほうがいいよ」

華音はいつもの冷静な顔。

「要するにアルコールを飲まなければいいんだよね」

しかし、少し笑う。

「柳生霧冬先生に・・・蝮酒を散々飲まされた」

「これも内蔵の鍛錬とか・・・12歳から」

柳生清と隆が苦笑いする中、華音は続ける。

「まあ・・・困っている人がいるならば、あるいは、これ以上被害者が出ないように」

「地元の警察がビビッて動かないなら、やるしかないかな」

小久保スタッフ

「そのバーに直接入るのは?」

華音は即答。

「隆さんと、僕でいいよ」

「そんなに難しくない」

柳生隆はニヤリ。

「探偵用の眼鏡カメラと、最小限の護身具かな」

今西恵子

「雨宮瞳ちゃんには内緒にしておくよ、心配するから」

華音は苦笑。

「それは・・・そうかな」

「ついでにシルビアと春香にも内緒かな」

今西恵子

「うん・・・仕事はともかく、あの従姉二人も、すぐに感付くから」


笑っていた柳生隆が、話を戻した。

「この事務所を出発するのは、午後4時半」

「歌舞伎町到着は、午後5時の予定」

「ぼったくりバーに入るのは、隆と華音君」

「後方支援は、スタッフ全員」

「今西恵子さんは、警察官として地元の警察に連絡」

「万が一の大騒動に備えてください」


全員が頷き、「仕事」への対応が始まった。

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