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華音の二人の従姉

沢田文美と雨宮瞳が、華音の部屋で、驚くばかりの状態になっていると、部屋のドアをノックする音が聞こえてきた。


華音が、さっと反応。

「従姉二人かな、立花さんが話してくれたんだと思う」

そして、ドアを開けると、二人の女子高校生が立っている。


沢田文美と雨宮瞳は、またしてもあ然。

沢田文美は

「う・・・一人は金髪美少女で、超可愛いし、スタイルいいし・・・負けた・・・・」

「もう一人は・・・はぁ・・・しっとり系の和風超美少女・・・無理!かなわない」

となるし、

雨宮瞳は

「うー・・・従姉でよかった・・・」

「でも、どっちもきれい・・・モデルさんみたい」


部屋に入って来た従姉二人を、華音が一人ずつ紹介。

「まず、金髪の従姉のほうがシルビア、お祖母さんの姪の娘さん」

「国籍はベルギーになります」


シルビアはニコニコと明るい。

「はい!シルビアです!華音がお世話になっています!」

「華音のことなら、何でも聞いてね」

「迷惑かけたら、私がお仕置きするから!」


華音は、珍しく「ギョッ」とした顔になっている。

沢田文美と雨宮瞳は、シルビアの明るさに思わず笑顔。

「沢田です」、「雨宮です」名乗る声も明るい。


華音は次に

「そして、この従姉は、春香さん、祖父さんの甥の姪」

「出身は京都の西陣」


春香は、本当に上品にお辞儀。

「春香と申します、このたびは華音のご学友になっていただきまして」

「心より感謝申し上げます」

「今後とも、華音を是非、よろしくお願いいたします」

シルビアとは、全く違う雰囲気。


沢田文美

「あ・・・はい・・・こちらこそ、大変お世話になりました」

雨宮瞳

「いえいえ、こちらこそでございます」

二人とも、再び、緊張してしまった。


華音は、それぞれの自己紹介が終わったので、

「さて、部屋の片づけは、相当時間がかかりますし、ここの部屋はこれで」

と、声をかける。

つまり、「引っ越し荷物お片付けは、遠慮します」ということ。


沢田文美と雨宮瞳は、顔を見合わせた。

沢田文美

「確かにお手上げ状態なんだけど・・・何かお手伝いしたいよね」

雨宮瞳

「うん、美味しい紅茶とクッキーもいただいてしまいましたし」


華音が、沢田文美と雨宮瞳の気持ちをくみ取った。

「そうなると、少しだけお願いします」

「段ボールを一列に並べて、開けるところまで」


大した作業ではなかった。

華音が積み重なった段ボールを一列に並べ、女子四人で開けていく。

華音の動きも、女子たちの動きも速い。

あっという間に終わってしまった。


華音、シルビア、春香は、深く沢田文美と雨宮瞳にお辞儀。

華音が代表して

「ありがとうございました、大変助かりました」


恐縮する沢田文美と雨宮瞳に、シルビアが声をかけた。

「この部屋は、後は華音に任せるからいいよ」

「あっちの屋敷で、お話しない?」

華音と女子四人は、和風のお屋敷に移動することになった。


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