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華音のバストアップ施術

華音は、結局、今西圭子と松田明美の「懇願」により、「バストアップ施術」をすることになった。

今西圭子

「今更、恥ずかしがることもなく」

松田明美

「華音ちゃんに施術してもらえるなら本望」


華音も、全く恥ずかしがる様子もなく、二人のお姉さまへの施術を始めた。

ただし、出て来るのは、歯に衣着せぬ言葉。


「まずね、圭子さんは猫背」

「背中が丸まり巻き肩、胸部が内側に引っ込んでる」

「胸は大きいけれど、垂れて見える」

「姿勢が悪いから、肩も凝る、肩甲骨の周りも凝り固まっている」

「リンパの流れや血行も悪い」


松田明美は、そんな今西圭子を見て、つい皮肉。

「ふん、いつも文化庁で書類ばかり見ているから、猫背になる」


しかし、今西圭子は華音の骨格矯正とマッサージが実に気持ちがいいらしい。


「はぁ・・・背中が気持がいい」

「肩凝りが、ドロドロ流れていく感じ」

「ん?まっすぐになったら、持ち上がってきた」

「ほー・・・これならエレーナに勝てる」

「プルンプルンしてきた」

「そこの胸の左右のツボ押しが・・・たまらん・・・」


松田明美も、すぐに出た効果に驚いた。

「え・・・マジ?かっこよくなってきた、圭子の胸」

「上に向いてピンとしている」

「どうして、それだけ変わる?」


華音は、次に松田明美の施術に移る。

そして、松田明美にも、容赦ない言葉。


「明美さんは明美さんの症状に加えて、胃下垂、おなかの下の方がポッコリしている」

「骨盤矯正するよ、胸椎も歪んでいる」

「仕事のストレスかな、動き過ぎかも」

「仕事中に間食が多いとか?」

「その後は、圭子さんと同じ施術」


松田明美は、まず、華音に骨盤矯正をされている上に、おなかポッコリとまで言われて、実に恥ずかしい。

「どうして、そうはっきり?」

「それにこのポーズ、マジ恥ずかしい」


今度は今西圭子が反撃。

「明美だって、私のこと言えないじゃない」

「確かにポッコリとは思っていた」


華音は黙々と、まず骨盤矯正、その後は肩回りの矯正、胸椎の矯正、左右の胸の横のツボ押し施術を行い、松田明美をた立たせる。


「うん、明美さん、背中はまっすぐになった」

「胃も、元の位置に戻った」

「どうですか?感じは」


松田明美は、身体を動かしたり、少し歩いたりして効果を確認。

「うん、実に身体が軽い、動きやすい」

「華音ちゃんの指は、天使の指やな、マジ気持ちよかった」

「はぁ・・・バストがプルンプルンしとる、5歳ぐらい若返った感じや」

「ありがと、華音ちゃん、マジにうれしい」


今西圭子も、松田明美の変化を確認。

「ふむ、ゆがみが無い」

「下腹ポッコリも無くなった」

「バストも相当、プリンとアップしている感じ」

「さすがやなあ、華音ちゃん」


そこまではよかった。

「ねえ、華音ちゃん、毎日でもお願い」


松田明美も頷くので、華音は途方に暮れている。

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