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無差別大量殺人テロ計画とその意図、華音の指

しばらく考え込んでいた柳生隆が口を開いた。

「単なる天皇制廃止デモ程度ならいいけれど」

その表情も厳しい。

「鉄道テロ、つまり無差別テロもあるかな」

「簡単に大量殺人ができる」


柳生清も表情が厳しい。

「政府への脅しか?」

「オリンピックを前に、大きなテロをしかける、その情報を流す」

「篠山組のような詐欺師集団の取締への警告だろう、資金源を断つなと」


柳生隆

「他には東京駅から皇居周辺は危険かな」

「ドローンを飛ばして、空から猛毒あるいは爆薬を落とす」

「例えば一般参賀」

「この間も15万前後の人が集まった」

「無差別大量殺人だけではない」

「外国要人が来る際でも、効果が高い」

「天皇制反対メッセージを強くアピールできる」

「それに無差別大量殺人テロや、外国要人殺害テロが成功すれば、政権の信頼は国内、国外に大失墜」

「国を守る能力がないとか、野党の批判、全世界からの批判が大きくなる」

「政権交代の可能性も出て来る」


柳生清

「政権交代が、どうのこうのではないけれど・・・」

「人命は、おろそかにするべきではない」

「何とか、デモ程度におさめないと」


柳生隆

「例の、大物先生に話はできるか?」

「くの一作戦が、感づかれないように」


柳生清

「ああ、それはできる、あの先生には貸しがある」

「ただ、あの先生は、どこまで本気に動く、テロを止めるかはわからん」

「イザという時には、逃げるタイプだから」


柳生隆と清の深刻な話は、長く続いている。



さて、華音が目覚めると、今西圭子の胸が目の前。

美しく豊かな胸に、アフロディーテの呪印が、くっきりと浮き上がっている。


華音は思った。

「不思議な、美しい呪文だなあ」

「・・・書けるのかな・・・」

「少し、なぞってみて・・・」


華音は、突然、今西圭子の胸の呪印に、触ってみたくなった。

なんのためらいもなく、ひとさし指を今西圭子の胸にあてる。


「うっ・・・」

その瞬間、今西圭子の身体が、ビクンと震えた。

その反動で、華音の指が、今西圭子の胸により密着、めりこんでいる。


しかし、華音は、胸よりも興味があるのは「アフロディーテの呪印」

今西圭子の反応などは、何も気にせず、アフロディーテの呪印にそって、指を走らせる。


「ふーん・・・面白いなあ、これ」

「梵字の呪文とは違って、こういうのも素敵」

と、ゆっくり、ゆっくりと指を走らせる。


今西圭子は、最初は「華音ちゃんに、イタズラされている」程度で、途中からイタズラの邪魔をして、胸で華音を包み込もうと思っていた。


が・・・しかし・・・


華音の指が進むにつれて、それが不可能であることが、わかった。

「この指・・・気持ちいい」

「はぁ・・・朝から・・・とろける」

「なんか・・・やばくなってきた・・・」


今西圭子は身体の力が全て抜け、ただ華音の指に、弄ばれているだけの状態になってしまった。


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