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最強職《無職》 作者:玄米
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十二話 厄介払い

更新遅れました_:(´ཀ`」 ∠):

 「非戦闘系の職業はニハルさんの言っていた場所に魚を取りに行ってくれ!戦闘職は川向こうに行き、職業ごとの連携を確認しよう。あ?……錬金術師二人はテントで荷物番をしてくれ」

 というわけで萩沢と俺は留守番です。

 「チッ……なあ神崎、なんか最近の坂木さ」
 「言うな言うな。一番楽な役貰えたんだから甘んじて受けようぜ」

 荷物番と言うのは盗難防止のために設置される役なのだ。クラスのほぼ全員が外に出てる中で盗難などあるわけがなく、故に俺たちは一番楽で自由な役を押し付けられた。
 まあ言い方を変えたらただの厄介払いだけどな。

 「完全に非戦闘系だと思われてるよな」
 「そっちの方が無職の俺にとっちゃ好都合だ。今のうちに持ってきた本を読んどこう」
 「好都合……それもそうだな。じゃあそれが読み終わったら言ってくれ、こっちの錬金術の本を渡すから」

 俺らが持ってきた本は、城の書庫からくすねたものも含めて三冊。

 以前もらった魔法大全と錬金術の基礎。
 それともう一冊。

 『勇者の全て』と言う本だ。
 なんでも、これまでの転移勇者達が載ってるらしい。

 「今までのってことは、無職の奴も……」
 「居るだろうなあ……それぞれの話も書いてあるらしいから、探して読んでみるわ」



 五分後。


 「萩沢……大変だ」
 「ん?どうした?」
 「担任の名前が載ってる……」

 萩沢がすっと覗き込む。

 『相沢 輝彦』

 「……まじだな。どういうことだ?」
 「同姓同名?いや、そんなはずないか……」

 

 相沢 輝彦

 職業……死術師


 萩沢が首をかしげる。

 「……えっと?」
 「ネクロマンサーか?萩沢はアニメとかあんま見ないから知らないかもな。これは死んだ人を操る職だと思うぞ」
 「うえータチ悪りぃ」
 「まあ状況次第では最強だよ」
 「ふーん」
 「まあ状況次第って感じだけど……」

 アニメとかだと大体悪役で出てくるんだよなぁ。

 再び本に目を落とす。

 「うーん、『第四期召喚勇者』の欄に先生の名前があるってことは、純粋に考えて4回目の召喚の時に来たってことでいいんだろうな」
 「だろうな」
 「あ、最後に先生が確認されたのは『ブラプル溶岩湖』ってとこらしい……けど。なんだこれ?」
 「どした?」
 「いや、他の勇者とかは最後の行に『生存』とか、『死亡』とか書いてあんだけど、先生の欄だけ『消滅』って書かれてる」
 「?? それは実質死んでるんじゃ……」
 「……いや、それじゃあなんで俺らの担任やってたんだって話になる」
 「うーん、謎だな」
 「ああ、謎だ」

 ポンっ!!

 久しく頭に響いた。

 「お?」
 「どうした神崎?」

 何かしらの称号を得たらしい。

 「なになに……?」


 《称号:忍ばざる者をアンロックしました》

 え、このタイミングで?

 「なんか忍ばざる者って称号を貰ったっぽい。なんでだろ?」
 「あー……神崎、周り見てみろ」

 周り?そんなの見回しても何も……

 『ピギィィ……』

 スライムだ。

 ……なるほど!スライムの目の前でベラベラと話す。それが『隠れる気のない者』って扱いになったのか!

 「魔物避けの鈴、つけてんだよな」
 「はは、ただの鈴なのかもな」

 はっはっはー……じゃねぇ!
またちょこちょこ投下していきます
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