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Dr. みそじ

Dr. みそじ 第4章

作者: 川上 翔平

プロゴルファー石川遼、国民的アイドルAKB48を例に挙げて、人生を成功するための秘訣を書いてきました。


さて、話を戻して人生を失敗する為の秘訣を書いていきましょう。



浪人時代、私はある考えで薬学部を選びました。


それは、自分の実力に見合わない、ただの見栄。


現役時代、ことごとく工学部受験に失敗。


せっかく浪人するのだからと、現役時代よりも高い目標、つまり高い偏差値の学部にしよう。


でも医学部まで目標を上げてしまうと、さらさら受かる気がしない。


そこで薬学部だ。


薬学部なら、薬剤師資格も取れるし将来安泰だろう。


自分の実力とも向き合わず、かと言ってそれほど努力もせずに前期中期後期全てで薬学部受験へと突入。


ギリギリ引っかかった中期試験の地方大学の薬学部へと進学できた。


私、併願校合格のスペシャリストをこの段階で自負し始めました。



ご覧のように、薬学部受験に崇高な志望動機なんてありません。


普通だったら何かしらのエピソードがあるってもんです。


例えば、何か辛い病気になって薬を取りに行った時、薬剤師さんからもらった言葉が嬉しかったとか。


あるいは入院して一人で寂しく病室で過ごしてたら、薬を届けてくれた薬剤師さんが世間話をして気持ちを和ませてくれたからとか。


そんなんじゃありません。


ただの見栄でした。


その甲斐あって、薬学部では留年→薬剤師国家試験不合格→5年経過後も資格未取得のトリプルクラウンを達成してます。


そもそも、研究員やってる時点で、薬剤師から遠い次元に行っちゃってます。



自分の人生、一回きりです。


大事な人生の選択の理由が‘見栄’だけなんてことのないように、お気をつけ下さい。

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