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25.リズとルシアの二人きり

「今日は男子生徒だけ生徒会室でお昼らしいわよ」

「では、私とリズ様だけ……」

「ごめんね、でも私はルシアと二人嬉しいわ」

「私の方が嬉しいですっ!! リズ様と二人の時間なんて……幸せすぎます」

「大袈裟ねルシア、でもありがとう」


 可愛いなールシア。私と二人が嬉しいなんて……感動。アルノルトとはうまくいっていないのかな……うん、じゃあ今日は思い切っていろいろ聞いてみよう!!


「ルシア、今日は質問たくさんしていいかしら??」


 お弁当の包みを開きながら聞いてみた。


「はい、もちろんです。何でも訊いて下さい」


 よーし、じゃあ遠慮なく訊いていこう。


「ルシア、好きな人は誰!?」

「ぶふぉっ!!」

「ええっ、大丈夫なのルシア!!」

「はい……ゴフッ、大丈夫です」

「そ、そう。それで??」


 本当に大丈夫なのかしら……突然すぎたかな、申し訳ない……でも訊く。


「あ、の、あ……リズ様です」

「ありがとうルシア。でも男性でよ」

「男性……分かりませんリズ様を大事にしている男性は好きです、でも困らせている人は……排除したいと思ってしまいます」


 クラウス危うし。排除されるわよ……え、というかルシアもこんなキャラだったかしら。


「という事はシリウスが好きなの??」

「いえ、そういう訳ではないので。シリウス様もアルノルト様もリズ様を守って下さっているので私はお二人を……そうですね、尊敬しているのでしょう」

「じゃあ好きな人はいないの??」

「男性で特別好きな人はいませんね」

「え、そうなの……」


 おかしいな。まだ気になる人が……ってそうよね!! なんだか誰もルシアに恋愛感情を抱いてそうな男性がいない……いや、いるじゃない、可能性がある人!! ユアン会長!!


「ユアン会長とかどうなの、ルシア」

「この間助けてもらいました……でもそれだけですね」

「そう」


 あっれー?? おかしいな、どうしてだろう。遅すぎた、のかしら。いやでもゲームでは……あと何かイベントが起こらないと駄目だった?? こう考えてみるとゲームの世界なんかじゃないのよねー。そもそもシリウスが私の婚約者な時点で崩壊……している……。そしてモブである私がシリウスの婚約者になってから攻略対象者と出会いまくっている。うーん……私が悪いのかしら、やっぱり。あと半年ほど待ってみようかしら。私のせいでルシアが素敵な恋が出来ないのは辛いわ。


「ルシアは年下とか好きかしら??」

「恋愛的な意味でですか」

「ええ、そうね」

「あまり考えた事はありませんね。人によるかと思います」


 そりゃ当然よね。


「来年シリウス様の弟が入学しますのよ」

「え……それは興味ありますね」

「そうなの」

「だってリズ様の義妹になれるのでしょう??」


 あ、私と同じこと考えている……。


「もしものお話なんだけれどね……この世界にはヒロインがいてそれがルシアだったらどう??」

「え……ヒロインがいるとしたら間違いなくリズ様では??」

「いや、それでね、ヒロインがいたらそのヒロインは凄く人気があって取り合いになりながらも真実の愛を見つけていくの」

「……?? リズ様の事では……」

「いや、私はモブのくせしてヒロインの相手を取っちゃたりしているって言ったら??」

「も、ぶ……??」

「ルシアのヒロインストーリーに何の関係もないのがモブっていってね。本来なら出会わないし出会っていてもメインストーリーには全く出てこない人の事よ」


 私何言っているんだろう……。


「それを言うのならやっぱりリズ様がヒロインで私がモブというやつなのでは??」

「違うのよ、ルシアがヒロインなの。この世界、というかこの国では間違いなく」

「んー……もしも私がヒロインだというのならリズ様を選んでもいいのですか」

「うっ、そういうアレじゃないから男性だけかなぁ」

「そういうアレとは……でもそうじゃないなら私は今の方が幸せだと思います。リズ様に出会えない人生なんて考えたくありません」


 ヒロインの一途さが私に……嬉しくない訳じゃないけれど……どうすれば軌道修正できるの……。モブの私がヒロインとか図々しすぎて焦るんだけれども。


「だってルシアってこの世で一番かわいいじゃない、ヒロインなのよ」

「リズ様より可愛い人って存在するんですか」


 あーもう何言っても駄目だコレ!!


「リッターさん分かってるね~」

「こんにちは。ありがとうございます」

「アルノルト様!! もう昼食会議は終わったのですか」

「終わった~、意味あったのかなって思ったけどー」

「アルノルト、あれも仕事だ。文句言うなよ」

「シリウスは真面目だね」

「アルノルト様、シリウス様、お疲れ様です」

「お疲れ様です」

「それで、ヒロインって何~??」

「聞いてたんですか。アルノルト様……まあ、大人気女子って事ですよ」

「リズでしょ」

「リズだな」

「間違いなくリズ様です」


 ああ、もう駄目だ今日のところは。これ以上話すとめちゃくちゃになる。もしかしたらルシアがヒロインであると自覚したら何かが変わるかもしれない……また機会を見て話そう。

読んで下さりありがとうございます。

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