私の体に残る蒙古斑。
私は、赤ちゃんの時にできる蒙古斑が大人になっても残っている。
お医者さんには、大人になっても蒙古斑が残る人もいるけど?
問題はないと言われているわ!
___私の母親も、医者に直接そう言われてホッとしていたの。
・・・ただね?
大人になって、私の体に残った蒙古斑の位置が変わってきている
事に私は気づいたの。
・・・それに?
少し、大きくなってるみたいだし。
___まあ、お医者さんは問題ないと言っているのだから。
そんなに気にしなくてもいいのかなと思っているのよ。
*
___でもね?
やっぱり、私の体に残った蒙古斑の位置がどんどん場所を変えているのよ。
___私がまだ、子供だった頃は、、、?
私の背中の左上の肩の方にあったのに、、、。
・・・数日前、ふと蒙古斑の位置が変わっている事に気づいたの!
そこは! 右下の腰のあたりに移動してたわ。
【___どうして? ココに!?】
▼
___私がそんな風に思っている頃。
私のお父さんが仕事帰りに、お父さんの乗っていた車と相手の車がぶつかって
何故なのか? お父さんだけ亡くなったのよ。
相手の人は、擦り傷一つなく! 無事だったのよ!
___条件は同じなのに、、、?
私のお父さんは、車がペチャンコになってお父さんも一緒に、、、。
・・・だから?
お父さんの遺体は? 家族は見る事が出来なかったわ。
原形がない状態で、私たちに見せる事は出来ないという話しになったらしいの。
警察も、何故? 私のお父さんだけがそうなったのか?
・・・疑問に感じていたらしいわ!
*
___それから? 数か月後。
今度は? 私の体の蒙古斑の位置が右上の肩のあたりに移動したのよ!
・・・そしてまた。
お母さんが、職場で機械に巻き込まれて、キャベツを切る業務用の
千切り機に巻き込まれて、、、。
___機械が止まった時には?
下半身だけが、残ったらしいの。
___上半身は、、、?
機械で千切りに、、、。
業務用の千切り機の機械の周りには、私のお母さんの血や内臓が飛び散って
いたらしいの!
【___何故? 私の家族だけ? こんな事に、、、。】
▽
___必ずといっていいほど。
私の体にある蒙古斑の位置が変わった時に、私の家族の身に何か起きるのよ!
___どうやったら?
止められるの?
もう、誰も傷つかないでほしい!
・・・私は、そんな風に思ったいたのに、、、。
___また、起きてしまったのよ!
今度はね? 私の体にある蒙古斑の位置が左下の腰のあたりに移動していたの!
___私がその蒙古斑の位置を確認した後。
私の3つ上のお姉ちゃんが、ストーカーに殺されたわ!
___しかも、、、?
残虐な殺し方でね!
何度も何度も、お姉ちゃんの体を鋭いナイフのようなモノで刺した傷が
お姉ちゃんの身体に残っていたらしいの!
なのに、、、?
お姉ちゃんを殺した男は、既に亡くなっているお姉ちゃんめがけて
・・・何度も何度もナイフを刺したわ。
___私の姉は?
100ヶ所以上、その男に刺されて亡くなったのよ!
___そんな惨いこと!?
人が出来る事じゃないわ!
・・・なんで? 私の家族だけが、、、?
そんなひどい目に遭わないといけないのよ!
*
___私の家族が、次々と惨い亡くなり方をして。
私の心は、崩壊寸前だった。
___そんな時に、気づいてしまったのよ!
私の体にある蒙古斑の位置がまた移動して今度は、真ん中にきていた事を。
私は、家から一歩も出れなくなってしまったの。
___そこに、誰だか分からないけど?
私が一人引きこもっていた家に、火を付けた人がいたわ!
【放火魔よ!】
・・・そして、私は燃え盛る炎の中で苦しみ叫び、、、。
まる焦げになって、亡くなったのよ!
*
・・・その後、私の体を解剖すると?
『___遺体解剖をしよう! しかし、何故? 胴体だけが残ったのか?
あんなに燃え盛る炎であれば? 真っ黒焦げになってもおかしくないのに?
・・・それに、これは! なんだと思う?』
『___先生! それは、赤ちゃんの時にできる蒙古斑かと。』
『___ほほお~そうだね! これは、間違いなく! 蒙古斑だ!』
『・・・やっぱり、おかしいですよ! ココだけ残るのは不自然です!』
『___それに、この蒙古斑もだ! はっきりとこんなに残っているのは
おかしい!』
『___うーん? そうですね、先生!』
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