表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私の体に残る蒙古斑。

作者: 七瀬





私は、赤ちゃんの時にできる蒙古斑が大人になっても残っている。

お医者さんには、大人になっても蒙古斑が残る人もいるけど?

問題はないと言われているわ!



___私の母親も、医者に直接そう言われてホッとしていたの。





・・・ただね?

大人になって、私の体に残った蒙古斑の位置が変わってきている

事に私は気づいたの。


・・・それに?

少し、大きくなってるみたいだし。




___まあ、お医者さんは問題ないと言っているのだから。

そんなに気にしなくてもいいのかなと思っているのよ。






___でもね?

やっぱり、私の体に残った蒙古斑の位置がどんどん場所を変えているのよ。



___私がまだ、子供だった頃は、、、?

私の背中の左上の肩の方にあったのに、、、。


・・・数日前、ふと蒙古斑の位置が変わっている事に気づいたの!

そこは! 右下の腰のあたりに移動してたわ。


【___どうして? ココに!?】




___私がそんな風に思っている頃。

私のお父さんが仕事帰りに、お父さんの乗っていた車と相手の車がぶつかって

何故なのか? お父さんだけ亡くなったのよ。


相手の人は、擦り傷一つなく! 無事だったのよ!

___条件は同じなのに、、、?


私のお父さんは、車がペチャンコになってお父さんも一緒に、、、。


・・・だから?

お父さんの遺体は? 家族は見る事が出来なかったわ。

原形がない状態で、私たちに見せる事は出来ないという話しになったらしいの。



警察も、何故? 私のお父さんだけがそうなったのか?

・・・疑問に感じていたらしいわ!








___それから? 数か月後。

今度は? 私の体の蒙古斑の位置が右上の肩のあたりに移動したのよ!




・・・そしてまた。

お母さんが、職場で機械に巻き込まれて、キャベツを切る業務用の

千切り機に巻き込まれて、、、。



___機械が止まった時には?

下半身だけが、残ったらしいの。



___上半身は、、、?

機械で千切りに、、、。


業務用の千切り機の機械の周りには、私のお母さんの血や内臓が飛び散って

いたらしいの!


【___何故? 私の家族だけ? こんな事に、、、。】






___必ずといっていいほど。

私の体にある蒙古斑の位置が変わった時に、私の家族の身に何か起きるのよ!



___どうやったら?

止められるの?


もう、誰も傷つかないでほしい!



・・・私は、そんな風に思ったいたのに、、、。






___また、起きてしまったのよ!

今度はね? 私の体にある蒙古斑の位置が左下の腰のあたりに移動していたの!





___私がその蒙古斑の位置を確認した後。

私の3つ上のお姉ちゃんが、ストーカーに殺されたわ!


___しかも、、、?

残虐な殺し方でね!


何度も何度も、お姉ちゃんの体を鋭いナイフのようなモノで刺した傷が

お姉ちゃんの身体に残っていたらしいの!


なのに、、、?

お姉ちゃんを殺した男は、既に亡くなっているお姉ちゃんめがけて

・・・何度も何度もナイフを刺したわ。


___私の姉は?

100ヶ所以上、その男に刺されて亡くなったのよ!


___そんな惨いこと!?

人が出来る事じゃないわ!


・・・なんで? 私の家族だけが、、、?

そんなひどい目に遭わないといけないのよ!







___私の家族が、次々と惨い亡くなり方をして。

私の心は、崩壊寸前だった。



___そんな時に、気づいてしまったのよ!


私の体にある蒙古斑の位置がまた移動して今度は、真ん中にきていた事を。




私は、家から一歩も出れなくなってしまったの。

___そこに、誰だか分からないけど?




私が一人引きこもっていた家に、火を付けた人がいたわ!

【放火魔よ!】



・・・そして、私は燃え盛る炎の中で苦しみ叫び、、、。

まる焦げになって、亡くなったのよ!





・・・その後、私の体を解剖すると?


『___遺体解剖をしよう! しかし、何故? 胴体だけが残ったのか?

あんなに燃え盛る炎であれば? 真っ黒焦げになってもおかしくないのに?

・・・それに、これは! なんだと思う?』

『___先生! それは、赤ちゃんの時にできる蒙古斑かと。』

『___ほほお~そうだね! これは、間違いなく!  蒙古斑だ!』

『・・・やっぱり、おかしいですよ! ココだけ残るのは不自然です!』

『___それに、この蒙古斑もだ! はっきりとこんなに残っているのは

おかしい!』

『___うーん? そうですね、先生!』




最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ