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興味     作者: クジラ
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2/6

興味1   女性側

高校2年生の春

クラス替えをし、新学期がスタートした。


始まって数日、私に好きな人ができた。

でも、一方的な片思い。

きっかけは、ただペンを拾ってもらっただけ。

その時のペンを渡してくれたときの


  あの  笑顔   


今でも目を閉じるとドキッとしてしまう。

彼を見てるだけで心臓がドキドキと高鳴りが聞こえる。

友達にはチョロいと言われたけど、それでもいいと思った。

ああ、話すきっかけが欲しい。

彼と話そうとするたびに頭が真っ白になって。


  神様、私に勇気を!


何も話しができないまま修学旅行が近づいてきた。

ここだ。ここしかない。

友達は冷やかすばかりであてになんかならない。

どうにかして話すんだ。

修学旅行2日目に景色のいい展望台に行く。

そこで、しゃ、写真を撮るんだ。

そしたらいつでも彼が。


修学旅行1日目

旅館で女子会。話題は案の定 恋バナ です。

みんな各々かっこいい人の名前を挙げていく。

私は、彼の名前を挙げた。

彼は断トツの人気だった。

友達が私が彼を好きだと話し出した。

なんで、そんなことするのだろう。

恥ずかしさよりも周りに対する申し訳なさが大きかった。

でも、みんな応援してくれると言ってくれた。

明日は頑張ろう。そんな気持ちになった。


2日目

とうとう来てしまった。この日が。

私は、頭の中で何回も練習した。

「一緒に写真を撮ってもらえませんか。」

この一言だけを。永遠に!

そして、展望台に着いた。

私は、トイレで髪が乱れてないか確認する。

よし。行こう。


彼を見つけた。

途端に足がすくんだ。

友達が後ろから後押しする。

もう、止めることはできない。

私は、覚悟を決めて、彼の前に立ち、何度も練習した言葉を言った。

「あ、あの。一緒に写真を撮ってもらえませんか。」

や、やばい。声が震える。断られたらどうしよう。

「別にいいよ。」

素敵な笑顔と共に最高の返事が返ってきた。

笑顔が眩しすぎる。

心臓がドキドキして、嬉しくて。

写真撮影を終えた。

「ありがとう」

スッとその言葉が出てきた。顔がニヤけて、目を背ける。

夕日の光が赤く辺りを染めていた。

私は、友達の元へ駆けて行った。

友達は何か言っていたが興奮しすぎて覚えていない。


その日の夜、ホテルでの女子会は、他の子の話で持ち切りだった。

その子は告白して付き合い始めたらしい。

羨ましかった。私も、いつかは。


修学旅行から帰って数日たった。

あれから1日数回、彼と目が合う。

もしかしたら、いつも彼のこと見てるのがばれたのかもしれない。

もしかしたら、私が好きなことも。どうしよう。


でも、嬉しかった。もしかしたら、彼も。

そんなことを考えているだけで、毎日の学校生活が楽しかった。

この生活を壊したくない。

そう思っているうちに文化祭まで何も出来ないままでいた。














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