パーティー結成
一章三 [パーティー結成]
メールの差出人は作者のゲーム神だった。
これでこの状況のさらなる整理、上手くいけば現実世界に戻れると思っていたのだが、このメールの本題の[サツガイ]というストーリーのせいでもっと状況は混乱してしまった。
この世界に巻き込まれてしまった原因はこの[サツガイ]というストーリーを俺たちにやらせるため。
俺たち以外にも数百人近くこの世界に閉じ込められているということ。
閉じ込められるというのはメニュー画面を開いてもセーブ機能、ゲーム終了機能がどこにもないこと。
この世界から脱出するにはストーリーの[サツガイ]をクリアするしかないということ。
さらに厄介なのがこの[サツガイ]のことである。
実はこの世界にいる人達以外にももっとこのゲームを買ってプレイしている人が数千人いて、その人たちはこのゲームを本来の要素と少し違う遊び方をしているということ。
その遊び方というのが忌々しいことに、
この世界に閉じ込められてる俺たちMMOプレイヤー数百人のサツガイである。
あっちはこのことを知らされてなく、俺たちのことをmobとかだと思っているらしい。
だから容赦なくぶち殺して来るらしいのだ。
そして俺たちの脱出の条件は
その俺たちをぶち殺して来る数千人のプレイヤーのサツガイ。
ー腐ってる。このストーリーを考えたゲーム神は絶対腐ってるし、狂ってると思う。
言うまでもないが俺たちMMOプレイヤー達はサツガイされた場合、この世界でも現実世界でも生きた屍、つまり死人になるという。
なんという理不尽なストーリーなのだ。
俺たちはこのゲームのmobやモンスターと同じ存在にされてしまった。
「…………」
場には沈黙。
「すいません、これからどうします?」
俺が聞いてみると彼女はこちらを向き、
「私とパーティーを組みませんか?」
と質問返しをしてきた。日常生活の中ではうざくてしょうがないがこの子だと笑みがこぼれてくる。なぜかこの子とは昔会ったことがあるみたいな懐かしい感じがする。それはあっちもなんだと思う。だからこうやって話してて違和感がないんだ。
だから俺は
「はい、一緒にパーティーを組みましょう。」
コミュ障な俺でもこうやって話すことができるんだ。
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「それじゃあ自己紹介からしよう!」
メニュー画面を見てみるとお金が一万円あった。お金のシステムは日本と同じみたいで最初に俺たちに配られていたみたいである。そのお金を使い、近くにあった宿屋に今はいる。
「私のゲーム名はヴィア。よろしくね。歳は16歳だよ。」
「俺の名前はドグマ。ヴィアと同じ16歳、よろしくな。」
やっぱり16歳だったか。俺がこれから戦っていく戦友はヴィア、ね。
「それじゃこの装備じやまともに戦えないから装備を買いに行こうよ。」
「ああ、そうだな。」
確かに。これじゃ見つけられた時点でサツガイされてしまう。
レベル上げもできない。
でもこのゲームってだいたい装備いくらくらいするんだ?
「それじゃあ私は装備買ってくるからドグマ君も買っておいてね。」
「おい、町の中で見つかったらどうするんだよ。」
「だいじょぶ、だいじょぶ!、またここでねー」
行ってしまった。ある意味でマイペースである。
さて俺も買いにいくか。
少し寂しく思いながらも俺は装備を買いに行くのであった。