アウターリミッツ 伝説のカルトSFテレビシリーズ。
もう一つ伝説的なテレビドラマを、
そうです、
「アウターリミッツ」ですね。
これは1960年代に、「トワイライトゾーン」と両雄を争った?
1話完結の、名作SF短編ドラマシリーズです。オリジナル版は全49話です。
こちらはよりSF色を強めた作品になってますね。
「トワイライトゾーン」は人間の深層心理とかイドとかエゴとかの恐怖を描いたものも多いですが、
こちら「アウターリミッツ」は
もろ、SF映画に特化したっていう感じですね。
「トワイライトゾーン」と
双璧というか
このテレビドラマ、SFシリーズにも魅されました。日本版は「ウルトラゾーン」とかいう
邦題でしたね。
アウターリミッツはSFに特化した、短編ドラマです、
1話完結というスタイルもトワイライトゾーンに似てますね。
「これはあなたのテレビの故障ではありません」という
あの出だしのナレーションから
引き込まれましたね?
“お宅のテレビの故障ではありません。調節しようとしても無駄です。
今や放送は、われわれがコントロールしています。そのすべてを。
無数のイメージを送ることもできれば、
ひとつのストーリーを、あたかも現実のように明瞭にお見せすることも可能です。
悪いことは言いません。これからの一時間、無益な抵抗をやめることです。
あなたの感覚は、われわれの操るがままなのです。
さあ、限りない驚異と神秘の世界が広がります。
あなたの心の奥底から、宇宙の最果て、アウター・リミッツまで…”
確か「若山源造」の渋~いナレーションでしたよね?
そんなアウターリミッツから
それではさっそく、
私のあらすじガイドでいくつかご紹介しましょうか?
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「破滅の箱」 Don't Open Till Doomsday
これは駆け落ちした若い夫婦が泊まるところもなくて紹介された老婆の家に一晩泊まると、
その部屋に妖しげな箱があって覗き穴があるのですね。それを女の方が覗くと
中には変なクラゲみたいな怪物がいて吸い込まれてしまう。
帰ってきた男は女がいないので、駆け落ちを悔やんで実家に戻ったのではとおもうのですね。
この怪しい謎の箱、たとえば
「運命のボタン」キャメロンディアスとか
「ポゼッション」サムライミ監督のような最近の映画にも取り入れられたりして、、
わたしにとっても「破滅の箱」話忘れられないお話
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「人工惑星ウルフ」 Wolf 359
もし、、実験室内に
人工的に宇宙を創り、、、
惑星のミニチュアを完璧に作り
それに完全なデータに基づく環境を完全再現したら?
それは、、どうなるのだろうか
このおはなしはそんな妄想?の
ドラマですよ。
さてその「人工惑星ウルフ」のあらすじは、、、、、
地球から
8光年も遠くの惑星ウルフを観測していたジョナサン博士は
観測データをもとにして研究室内に
惑星ウルフの20万分の一の精巧な模型を作る。
隔離された部屋の中にウルフの球体が再現されて
温度湿度重力光回転などがすべて完全に再現される。
この実験の目的はこの人工惑星に生命の素のDNAを植え付けて
培養したら、果たして地球のように生命が誕生するのかというものだった。
はたして、うえつけられたDNAは成長して早くも植物が
人工惑星の上には繁茂し始めるのだった。そしてやがて、、森が地上を覆い尽くす。
これってあのハミルトンのSF小説「フェッセンデンの宇宙」そのものですよね。
惑星ウルフの人工惑星を顕微鏡で観察すると、、、というのは、
何しろ20万分の一ですから顕微鏡でないと
観察できないのですね。
この人工惑星の時間は地球時間の86万400倍ですからどんどん進化していくのですね。
まるで早送りのようにこの人口惑星の上ではもう恐竜が出現しています。
そうです。まるで地球の進化をなぞってるようです。
あまりにも地球の進化とそっくりなので、その事実に博士は驚愕します。
そのころから実験室に異変が起こり始めるのです。
白い靄のようなゴーストが出現し実験室周囲の生命を奪い尽くすのですね。
そして人工惑星の進化はすでに類人猿の出現を迎えるのです。
博士は言います
「おそらく明日には人工惑星上の類人猿は人間に進化して地球人類の20世紀を迎えるだろう。
そしてあさってには人工惑星の人類は21世紀も越えて人類の未来がどうなるか
はっきりと見せつけることだろう」
だが、、ここで白い靄のゴーストがこの実験のすべてを破壊してしまうのである。
博士は結局人類の未来を知ることなくこの人工惑星の実験を終えるのである。
ちょっと腰砕けのエンドでがっかりですが。。
さて
もしもこういう人工宇宙を創るということが可能ならば、、
「フェッセンデンの宇宙」が可能ならば?
この我々の地球も、、
もしかしたら?
誰かの単なる人工惑星実験なのではないだろうか?
という仮説(というか妄想?)も成立するわけですよね?
今も、もしかしたら?
この人工惑星地球を誰かが
顕微鏡で上の方から観察しているのではないんでしょうか?
そう考えると、、
ぞっとして
恐ろしくなりませんか?
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[昆虫美人」 zzzzz
私が少年時代に見てもっともトラウマになった「アウターリミッツ」の中の一挿話です。
ミツバチ(女王蜂)が人間の女に化けて、、しかも、、人間の男を種族維持のために
誘惑するという
純真な?少年だった?田舎のわたしにとってはまさに、驚天動地の
トンデモナイ、お話でしたね。子供には毒?なオハナシですよね。
さて、、、あらすじガイドです。
以下、私の記憶のみでの記述ですので、細部は違ってるかもしれません、
ベンフィールドは昆虫学者である、妻はフランチェスカ。
自宅の庭にミツバチを飼育してミツバチ語?の研究をしている。
実験助手募集中である。
と、、、
そこへ、とっても魅惑的な女が応募してくる。
実は、、
この女、、ミツバチの女王で、種族を進化させようと人間の男との交配をたくらんでいるのですね。
ミツバチが人間の女に変身する過程がちょっと不気味です。
女はレジーナと名乗り、雇ってくださいな。とやって来る。
何というか、、人間離れした妖しい妖美な魅惑に満ち満ちた、、
ファムファータール?でありますね。
学者はこの女が正体不明なので雇うのをためらうのだが、、
女は以前の勤め先の奥さんからいわれなき不倫の疑いで告発されているので匿名で
勤めたいのです。とウソを言う。
同情した学者は雇うことにする。
しかし不審に感じたフランチェスカはこの女をひそかに観察すると、
嘘であることを見抜くのですね。
さらにある日、、レジーナが庭の花の蜜を吸いミツバチに変身するのを目撃するのです。
正体を見られてしまったレジーナは毒針で刺してフランチェスカを殺害します。
妻が居なくなったので、レジーナの学者への誘惑はさらに濃厚?なものに
エスカレートしてゆくのです。
しかしその正体はついにばれて、学者はレジーナを追い詰めるのですが
レジーナはミツバチの姿に戻ってどこかへ飛んでいって逃げてしまうのです。
このミツバチ美人に扮した女優が、、また
何というか妖美で、、
妖しい魅惑で
もう
いまだに
トラウマですよ。
「スピーシーズ」
「スペースバンパイア」
「エンブリヨ」
等も、この系列の映画ですよね。
異形のものが人間の女に化けて男をたぶらかすという、、、。
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いかがでしたか?
たった3話の紹介でしたが
その雰囲気はお分かりいただけたのではないでしょうか?
アウターリミッツも少年時代の私を
蠱惑し尽くした超カルトドラマシリーズでしたよ。
さて、、、、
これ以外で私のおすすめな挿話としては、、、
生まれて来なかった男 The Man Who Was Never Born
二階にいる生物 The Guests
38世紀から来た兵士 Soldier
などが最高に面白いですよ。
付記
これもリメイク版1995年がありますが、
やはり初作にはかなわないようですね。