稲妻号にて(一旦終わり)
つまらないので一旦終わらせます。
ある程度プロットをねってから書き直します。
僕はその後いくつもの障害を乗り越えた。
警備に混ざってエレベーターに乗った。
レミもベイクも見失い、駐輪施設に取り残されてしまいそうにもなった。
人一人しか通れない幅のエスカレーターに乗って頂上に向かう途中、階と海の間でミス・ミランダと邂逅した。
僕はマウントステーションの頂上に近づきながら、だんだんと忘れていたことを思い出していた。
そのため僕の心は頂上に近づくに連れてより強く町に引っ張られた。
最後まで追いすがる暗闇を稲妻号で振り切った時、ようやくその思いは晴れた。しかし、僕は町に大切な何かを残してきてしまったような気持ちだった。
隣にはベイクもレミもいない。稲妻号に乗ったのは僕一人だ。
途中、別の町からの脱走者を載せた列車とすれ違い、互いに列車を止めて、僕と彼らは小さな交流をした。
稲妻号からは僕が代表者として、向こうの列車からは青いヘルメットを付けた男が代表者としてでた。
聞くと、彼はギンガ・ステーションから逃げ出してきたそうだ。
自分の住んでいた町からの持参物を互いに交換した。トラッシュボックスに落とすよりはずっといい。きっとそれは彼らにとって役に立つものだろう。
彼らを見送り、僕は自由の身となった自分に、これからの未来に思いを馳せる。
僕は一体どこに行くのだろう。
駄文で失礼しました。
読了ありがとうございました。
次回作にこそご期待ください。