君の死を僕は痛む。
7話完結であり、毎日連載します。
そして、あえて、主人公の名前をはじめとした登場人物の名前を出していません。
また、終わり方も少し飛んでますが、あえてそうしたものなので、ご理解の程、宜しくお願いします。
ではどうぞ!!!
僕は、君の瞳に、、、 僕は、君の胸に、、、
僕は、君の心に、、、 僕は、君の愛に、、、
僕は、君の夢に、、、 僕は、君に対し惹かれた。
他にも君の好きなところは沢山ある。
言葉なんかじゃ、表せないほど多くのものが。
けれども、今の僕が言いたいのはそんなことじゃない。
とにかく、胸がはち切れそうなくらい、「君が好きだという事」。
これは、おふざけなんかじゃなく、僕の本気中の本気。
11月15日、午後7時半、、、
今は、君の葬式の真っ最中。
君は、僕に別れを告げずに逝ってしまった。
享年、17歳。
本当に若くて、高校卒業すらできなかった君。
そして、君のためにクラスの子はみんな泣いている。
でも、僕は泣くことはしない。
いつも、学校で笑顔を絶やさなかった君のように、
僕も出来るだけ泣かないようにして、、、
君が消えてしまわないように、僕は泣くのを我慢している。
結局、臆病で「好き」の一言もまともに言えなかった僕。
君は、僕の気持ちに気が付いていたのかな?
毎日、一緒に過ごして、その中で僕は君に恋をした。
それは君が“可愛いから”というのも、理由になってしまうかもしれない。
でも、それは一番の理由なんかじゃないんだ。
君と一緒にいると、、、君と話をしていると、、、君の隣にいると、僕は楽しく過ごせるから。
君の隣だと、幸せな気持ちになれたから。
だから僕は、君を好きになった。
なのに君は――――――――――。