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珈琲に哘われて  作者: SAKIGAKE ~ 魁~
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珈琲を片手に

 彼女は、宇宙空間を浮遊しながらCarthageの

猛将Hannibal Barcaが用いた鶴翼陣のように攻撃対象からV字形に見え,又左右に騎馬を配置した事で多くの方向から敵を狙い,敵を混乱状態に陥れる事の出来る陣形について考えてゐた。其の時,其の空間の中に(y〈 logx )(底:e)∧( y 〉-e )を満たすyが実数平面上でとり得る領域の形状を思わせる容姿の机と,古びた辞書3つ分程の厚みの本が堂々と鎮座してゐた。

彼女は片手に持ったcupを満たしてゐる注がれたであろう珈琲を啜りながら,利き手で浮遊したmemo帳に万年筆を用ゐて,(COOH)_2aqのpHを導く式を記述してゐた。

 彼女は珈琲を飲み干し,机に置かれた其の本を手にし,其の本はPhoenician alphabetで書かれてゐる事に氣が付いた。彼女は本を捲り,解読を始めようとした時,重たい瞼を太陽光が照り付けたのである。

 彼女は支度を始めた。其の時,あの景色も情景も彼女の記憶の深層部へと誘われてゐたのであるが。


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