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 手に負えない火遊び野郎

最近やってるスマホのゲームがどこもイベントやコラボやってて、行ったり来たりしながら新たなネタを考え中の風見先生です、


さて今回は、ついに琴未と歩の初任務、歩君は何もできませんが琴未が大活躍します!


それって歩関係ないやん、って思った人、先生は悩んでいるのだよ、歩の異能力どうするか!


それは先生の私情なので考えます

「ここ一週間、あのクソ学生は、俺の部屋で雨に濡れた子犬みてぇに、震えてやがった」


2030年、九月二十四日の事である


「ジョーカーの…カード…」


歩は琴未は部屋の角で青ざめた顔で震えていた


「阿保らしいぜ、そんな奴に怯える事ねぇのによ、でもこいつは昔の俺に似てて腹が立つ」


琴未は歩に見えないように拳を握る、琴未は歩と過去の自分を重ねてみる


「火の中…吸血鬼…衝突事故」


歩はまるで暗号のようにその言葉を口にしていた


「おい、クソ学生、てめぇ!一週間、同じ事!ずっと!リピートしやがって!」


琴未は歩の胸ぐらを掴み壁に叩きつけてそのまま、睨みつける


「悪い…俺は…何でこんなことになったんだろうな…」


一週間前まであんなに元気にしていた、歩の顔は青ざめていた、確かに歩の言う事は正しい


なんで普通に暮らしていた自分がこんな事に巻き込まれなければならないのかと


「…悪かったよ…てめぇを…巻き込んでよ…でもてめぇはあの黒フードを目撃しちまった、誰かに話されるとまずいんだよ…」


琴未は珍しく謝った、それは仕事の顔も持ちながら13歳の子供らしく謝った


「俺こそ悪いな、もし音無さんがいなかったら、俺は攫われてたかもしれないのに助けてくれて…感謝してる、ありがとう」


歩の顔は青ざめた顔から笑顔になる


「ちぃ、本当にてめぇの顔見てると腹立つぜ、」


頬を少し赤らめて目を逸らし歩の胸ぐらを放す


「うっ…痛いな…メイドさんに言われただろう、男性は大切にしろって」


「うるせぇ!てめぇみたいな奴は男じゃね!」


二人が話していると、ブーブーと警報が鳴り、声が聞こえる


「緊急事態発生!新東京第一都市!新袋池、三丁目で!第9件目の放火が発生!なお!犯人の姿も確認!現場にいる模様!出動要請が二名に出ています!音無琴未さん!そして洲島歩さん!」


「よっしゃ!出番が来やがったぜ!喜べ!クソ学生!てめぇの出番だぞ!」


琴未は立ち上がり喜んだ、


「え、俺一般人だぞ!?嘘だろうー!」


歩は頭を抱えた


「安心しやがれ!俺が守ってやんよ!」


「いやいや!守る以前の話!俺が先にやられるぞ!」


歩は琴未に焦りながら説明する


「うるせぇな!ならよ!隠れてやがれ!」


琴未は歩を壁に追い込み睨む


「分かった!それでいいから!」


歩は仕方ないなという顔で引き受けた


「そんじゃあ行くぞ!」


琴未と歩は一階に降りて外の駐輪場で自転車に乗る


「待て!?チャリで行くのか!?バイクとか車は!?」


歩は汗を掻きながら驚く


「あ?そんなもん、無いに決まってんだろうが!」


琴未は怒りながらそう言った


「怒りながら言われても説得力無いからな!?」


歩は的確なツッコミを琴未に入れる


「行くか!クソ学生!あ、運転してくれるか?」


琴未は歩を見て歩に運転を任せようとする


「いや乗る前に気付けよ!というか理由は!?」


「だってお前と俺って身長差あるだろ?だから、お前が俺に捕まった時に胸に手が来るんだよ!変態がー!」


琴未は歩を睨みながら頬を赤らめる


「そこかいー!というか変態のレッテルは貼るなー!」


「ほら行くぞ!クソ変態学生!」


「待てー!」


歩が運転を変わり後ろに琴未を乗せてペダルを漕ぎだす

そして現場に着いたのはお昼の12時丁度だった、


「ひぃひぃひぃ!最高だぜ!この能力!彼奴らには感謝しなきゃな!」


モヒカン頭で、キラキラの服を着ていて火炎放射器を背負った男が立っていた


「あれか!クソ変態学生!ここで降ろしやがれ!後は俺の仕事だぜ!」


運転中の自転車から飛び降りて男の方に歩いていく


「あ、音無さん!」


歩は自転車を止めてそのまま近くの電信柱に隠れた


「ひぃひぃひぃ!もっと燃やしてやるぜ!」


火炎放射器のトリガーに手をかけようとする


「あー!おいちゃん、有名人の方だよね~」


琴未は歩が聞いたことのないロリ声で男に声をかける


「んー?嬢ちゃん俺様を知ってるのかー?」


モヒカン頭の男は琴未を見て攫おうと決める


「うん!世紀末の人でしょー!」


琴未は男の事をそう言う


「嬢ちゃん!それアウトだかんな!?確かに憧れだけどよ!」


男は焦りながらツッコミを入れる


(ほーらやっぱり言うと思った、だってあの人絶対そう言った、悪役だもんな)


歩は電信柱に隠れて見ていた、まるでデートに付いてく父親のように


「嬢ちゃん?名前は?何年生?俺は、大嵩雄二だ」


男は汗を額から垂らしながら琴未に名前や学年を聞く、


「俺はー!対凶悪犯罪異能力取り締まり組織、TOP、A級異能力取締官!音無琴未だ!小学5年!」


警察手帳のようなものを見せる


「嘘だろう!てめぇがあのお方が言ってた奴か!」


雄二は琴美に火炎放射器の放射口を向ける


(誰だ?あのお方って…まさか)


歩はその会話を聞いて何か思いついた


「安心しやがれー?てめぇの命は取らねぇ、だけどな、そのモヒカン頭を!スキンヘッドにしてやるからな!」


琴未の足元を炎が囲み琴美の手の平から炎が出始める


「てめぇも同じパイロキネシスか!」


モヒカン頭の男は体と声が震えていた、まるで天敵に睨まれている動物のように


「発火能力者と比べんじゃねよ、俺の能力は不死鳥の再生能力フェニックスアビリティア


琴未は自分の能力を口にした、敵に手の内を晒して油断させる気でいる


「フェニックスー?ひぃひぃひぃ!笑わせんなよー!嬢ちゃん!てめぇ如きが俺を倒せんと思ってんのかー?甘ちゃんだぜ?」


モヒカン頭の男はそう言って琴未の能力を体験していないのに決めつけている


「甘ちゃんか…おい、モヒカン頭!てめぇ、見せてやるよ俺の力」


琴未はモヒカン頭の男を手招きして、自分の目の前に来るように誘い出す


「おー?いいぜ?(こいつ、チョロいぜ!こいつと少し距離を取ってこの火炎放射器でこの餓鬼を丸焦げにしてやるぜ)」


モヒカン頭の男は火炎放射器のトリガーに指を置きながら琴未に近寄る


(来いよ、来た瞬間に、拳を叩き入れてやる、その顔面にな!)


琴未は手招きをしながらモヒカン頭を誘い出す


「じゃあ嬢ちゃん見せてもらおうじゃねぇかよ!てめぇの能力をよ!」


モヒカン頭の男は自分の考えた作戦通り、琴未から距離を取って、琴未の能力を見ようとする


「いいぜ、思い知りやがれ、これが!小学生の本気だー!(小学生の本気、セリユーズエコリエール)


琴未はモヒカン頭の男がトリガーを引く前に男に炎を纏わせた右腕で思いっきり殴る


「ぬわぁー!」


モヒカン頭の男は殴られた衝撃でゴミ収集所に吹き飛ばされた、モヒカン頭は偽物で、カツラだった


「よかったな、ちゃんとスキンヘッドにしてやったぜ、おーい、クソ変態学生―帰るぞー」


琴未は歩が居る方に歩いていく、任務完了したのだ


大嵩雄二、音無琴未の(小学生の本気、セリユーズエコリエール)を食らいゴミ収集所での気絶による、

戦意喪失!

そしてその日の夜、歩は琴未の部屋に入ってきた


「音無さーん入るぞー」


「ちょっと待て!」


歩が琴未の部屋の扉を開けるとそこには黒の下着姿の琴未がいつものスパッツを履こうとしている途中だった、


「あ、えっと、なんというか、ごめんなさい!そしてごちそうさまです、」


歩は顔を真っ赤にして琴未にそう言って頭を下げる


「こ…こ…このクソ変態学生がー!生かして返さねぇからなー!」


琴未は体全体が真っ赤になり炎を拳に纏わせる


「うわぁ!待って音無さん!俺は!」


歩は汗を搔きながらあたふたしている


「問答無用だー!てめぇの遺書も骨も残させねぇからな!音無流!焔竜牙!(ほむらたつが)


琴未は竜の牙のように炎を纏わせ、歩の顔を引っ掻いた


「うわぁぁー!ごめんなさーい!」


こうしてみると案外良いコンビなのかもしれない、そう思える、歩と琴未コンビの初任務だった


今回もご愛読ありがとうございます!最後はラッキースケベ発動です、歩君、もしかしたら、ハーレム系向きにの主人公にしてもいいかも、よし並行世界もの描こう!先生思いついてしまいました(*'▽')


さて次回は一難去ってまた一難今度は歩達に、爆弾魔が新横浜第三都市で時限爆弾の密猟をしていると情報をTOPが入手、そしてクラン直々に出動メンバーが言い渡された、そのメンバーとは、歩とあの金髪の猫耳お姉さん!?果たし二人は密猟を阻止できるのか、


それでは次回も乞うご期待!

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