異世界殺し合い編~名の知れギャンブラ、能力バトロワで、変女性好かれ男に賭け
前回のあらすじ
筆者は散々小説家になろうの流行作品を調べたにもかかわらず、お好み焼きの上に転生してしまう(単にその時お好み焼きが食べたかったっだけ)
メシアに世界を変えることを望むが、それは酢メシアであり、お好み焼きに酢がかけられ酸っぱくなった。
ゲロのような世界。いろいろな概念が渦巻くそこは、マジでみんなが手をつないでる。
名の知れたギャンブラー、名の知れたギャンブラー、名の知れたギャンブラー。
「手をつなぐなよ!お前らがよう!」
僕は声を上げずにはいられなかった。彼らが争ったら誰が勝つのか、妄想をどれだけ楽しんだか。貴方たちは早く麻雀でも始めてくれればいいのだ。
「ここであなた方一流ギャンブラーに賭けをしてもらう。こちらをご覧ください。」
無慈悲に響き渡るスピーカーの声と鰹節がジュージュー音を立てている鉄板。
「この島で殺し合いをしてもらっている。全てが能力者。それも思いつくだけのたくさんの能力者だ。念、スタンド、実、才、気、超能力、妖怪、魔法、科学、なんでもありだ。」
お好み焼きをよく見ると青のりのような人間が右往左往しているのがみえる。青のりが青のりを出していた。そういう能力なのだ。
「この中の一人に賭けてもらう。生き残った一人に賭けていたものが勝者だ。」
スピーカーは質問する間もなく切れた。
「賭けるっていってもねえ。誰がいるかわからないのにねえ。」
「私はもう決まっている。」
名の知れたギャンブラーの勝負はもう始まっている。会話に隠された腹の探り合い。
「私は有馬に賭ける。彼の能力は目の前に変な女性があらわれ、その女性から好かれるというものだ。」
銀髪のギャンブラーが言った。
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「なんだこの島は?」
僕は目をしょぼしょぼと開けた。瞼を開けるスピードで周囲の景色が吹き飛んでしまわないようにだ。それほどまでの力を得た実感が、僕の体を渦巻いていた。
「あなたーん。」
さっそく目の前に女があらわれた。この女はゲームの参加者だろう。僕と同じように首輪がついている。
「私は時を自由に操れて、銃器を山ほど床から出せるわよ。」
「そんなクレイジーなやろうは望んでないんだ。それに僕の相棒は決まっていてね。」
「ええっと、目は頭蓋骨キャパ越え前髪鰹節女と武器を自由に使える鍛冶屋一つ目と、ハエの餌になる死者よみがえらせ女と弁当にした武器涙女と・・・ちょっとこれでは足りねえな。」
僕は数えるためにせっかく出した両手の片方しかつかってない。
「君の力で過去に送ってくれないか。僕の仲間を探す必要がある。」
作者は急きょ過去に書いた小説をひっくりかえす。
「マンカスも食べ足りてないしね。」