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じゃけ、じゃけ、4つの勢力、じゃけ、煙草


この世界の設定

1この世界では本来人間がもっていない能力を急に手に入ることがある。これを陽性ポジティブと呼ぶ。

能力は妖精に感染することで手にはいる。妖精は目には見えないが感染者と意思疎通ができる。これによって感染者は自分の陽性を知る。妖精の知能は固有差が大きく、これからの研究対象である。


2どんな陽性が発現するかは諸説あるが、妖精と意思疎通できるという点から妖精とは自我の境界線があいまいになることで生じる幻聴ではないかと指摘した精神科医がいる。向精神病薬で幻聴が軽減することもその根拠だ。すると、精神と陽性とは深く関係があることは間違いない。つまり、精神への傷害トラウマが陽性に関係する。さらに陽性のパワーの強さもセロトニンの量が関係しているといわれる。想いが強いと陽性もそれにこたえてくれる。


3この世界は変な人がいる。

作者(tomo-p):この小説の作者。好きな小説家は森博嗣、谷川流、麻耶雄嵩、殊能将之、舞城王太郎。趣味は将棋(4段)


正岡:江戸時代から来たと見せかける人。知った風な口を利くときはたいてい知っていない。


さやか:短編「さやかリインカネーション」の主人公


有月:この作品の主人公。変な女に好かれる。


リフレチウス:前髪鰹節 ピーマン人肉 ハエの餌が混ざって生まれたもの。今作のヒロイン。


ドンチョンキー:妻を最強者に殺され、復讐を決意。陽性は「共有」


最強者:ボス。陽性を奪う陽性の感染者。


かざみ:障害児と健常児の二児の母。ドンチョンキーと行動を共にする。障害児の陽性は「祈り」




私はあの時のことを忘れない。いや、忘れられない。


さやかは16の頃レイプされて殺された。


この世界では生きていた時の怨念がパワーとなる。さやかの忌まわしき死因は消えないトラウマとともに強大な力を授けたのである。


さやかの能力は超回復とその回復力による肉体変性。さやかのトラウマは癒されることはないが、肉体は常に再生を続ける。


彼女のことを知るのはこれぐらいでいいだろう。


さやかは今、ピンチであった。敵に苦戦していたのだ。彼女が窮地に立たされたのは殺されて以来初めてである。


「くっ、こいつ強い!」


敵の陽性は圧倒的な殺傷能力だった。敵が念じると生き物はすべて死ぬ。さやかはかろうじて再生していくが、いずれ敵の殺傷が回復を上回るのは明らかだった。


自分より強い敵に立ち向かうにはどうすればいいのか。もちろん正面から真っ向勝負では話にならない。それで勝てるなら、はなから相手より自分のほうが強い。


勝つには相手の隙をつくしかない。隙とは弱者に負ける可能性がある要素のことである。


敵の隙はどこだろう。敵の陽性は圧倒的な殺傷能力でありはっきり言って隙は発見できなかった。しかし、敵の陽性は念じた生き物がすべて死ぬというものであった。当然、陽性の詳細をさやかは把握していない。しかし、すべての生き物が死に至るわけではないことを理解していた。


奴が殺そうと意識した生き物が死ぬ。さやかはこう、仮説をたてた。


ならば、敵の意識をそらせる必要がある。殺す気を削ぐのだ。そして、その瞬間に攻撃に転じる。肉を槍に変えて死角から貫く。それしか勝ち目はない。


「お前の恨みはなんだ?」

さやかはおもむろに口を動かし声に出した。


恨みから目を背ける人間はこの世界にはいない。当然、敵は口を開いた。


「あいつよお。死にやがったんだよ!」


愛するものをなくしたのかとさやかは思った。この世界にありがちな理由だ。しかし、それぐらいの理由ではこの能力の説明がつかない。それが、どんなに愛した人の死であっても、自分が受けた苦しみのほうが強いのが人間の性なのである。


男はしゃべるのをやめない。

「あいつをよお、犯してやろうとしたらよお。死にやがったんだよ。」


さやかは自分の位置がわからなくなった。あの瞬間に引きずり込まれたのだ。

この敵はあの時の・・・



思いが特別に強い人間がいる。それは精神疾患患者である。感情のリミットが外れているからだ。





さやかに勝ち目はなかった。




さやかの肉片はどろどろに溶けた。細胞壁が壊されたのだ。




殺されたものが殺されたあと行く世界でもきっとさやかは強いだろう。気が狂ってしまっているだろうから。




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[殺されたものが殺された後いく世界]


最強者によって体をばらばらにされた作者(tomo-p)は 殺されたものが殺された後いく世界にいた。


「ここかあ。ここは知らないなあ。残念ながら。設定だけ作ってそのままだ。」

作者は当然だが、全知全能ではない。昔書いたことは忘れるし、内容をかんがえていないことだってある。そういうことも知ってほしい。


「じゃけん。ここにきたんだろうなあ。」

正岡が知った風な口を利くが、口を利くためには口を開ける必要があるところはまだまだ人間だ。キャラを極めるとしゃべる時ですら目が大きくてカッコよくなる。


「で、設定というのは?」

正岡はすぐに真実へたどり着きたいタイプだ。道のりや過程が大事だというやつもいるが、正岡にとってはどれも大事であり、手に入れられるものは迅速に徴取するやつだ。


「ここにいるのは小説内で一度死んだやつらだ。人は死ぬと二度と会えないが、この世界なら会える。」

「ふーん。それで誰に会うんじゃ?」

「さあな、勝手に会えるだろ。」


こうやって話目散らす二人の男をさやかはちらちら見ていた。


「なんだろうこの世界は。この人達はどうやらこの世界のこと知っているみたい。」


さやかはそっと二人の動向をうかがうことにした。


症例 さやか 16歳 女性 超回復とその回復力による肉体変性 陽性

現病歴

16歳の時にレイプされ心肺停止。その際に妖精に感染し、陽性発現。

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