異世界転生トリップ編~上位作品パクつきまくれば巨乳にもなる
口ぱくつく武器のかいた異次元の扉から逃げて、死んで転生した僕。作者は急きょ異世界転生トリップ系ファンタジーのランキング上位作品をパクつく。
果たして、この作品は人気作品へとむかうのか?
小説家になろうでは異世界転生系ファンタジーが流行している。そこで筆者も少し、転生事情を調べてみた。
まずランキング上位作品のあらすじを確認する。
ニートが異世界に行く話、俺つえー系、貴族の八男になる話、少女漫画のキャラになる話・・・・。
なるほど。
上位の特徴はやはり、読みやすいということだろう。どれもとても読みやすい。なので感情移入もしやすい。異世界で感情移入させるというのがポイントだろう。
自分の小説はどうだろう。
意味が分からない。意味不明である。感情移入どころか、感情がどこにあるかもわからない。
「こりゃあだめじゃだめじゃ。」
しかし、流行を追いかけるのもだめだと思う。
そもそも流行ってなぜあると思いますか。本当にいいものなら廃れることなく続きそうなものです。なので、きっと、しょうもないものなのでしょう。
日本人には他人にあわせるという文化がある。
これは素晴らしいことだとは思う。 しかし、他人とはけして相合わないものがあります。
人の好みや考え方です。流行を追いかけても決して人気になれるわけがない理由です。
それぞれが自分を基準にするのですから当然です。
ならば基準を共通なものにすればいい。
僕は道理に合う考えを提案します。
多数意見は皆が共通な意識をもつという点ではいいのですが、流行の例があるように決して良いものとは言えないのです。
道理に合う考えをするためにはまず道理を理解する必要があります。
道理の服を脱がしてみましょう。生殖器があるので雄です。
生殖器をちぎってみましょう。この時道理は雄か雌かわかりません。お酢や飯かもしれません。酢飯のこと。
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僕が目を覚ました世界はどこか、なつかしい気がして、例えるならお好み焼きの上だろう。
ふわふわとかつおぶしのように踵が躍る。
自分の姿を確認する。巨乳ではないのか。ではないのか・・・。
生殖器も確認する。オスだ。僕はオスだ。うおおおーん。
しかし、女が好きだとは限らない。それに、今までの僕は目の前に変な女があらわれるはずなのだ。
どこだ!どこにいる?
今度の女は概念と化していた。そういう概念だ。
「概念にお酢をかけたら酢飯かもしれんじゃろ!」
僕は自身の誇りをかけた。オスをかけたのだ。
そうして現れておいたのは酢飯ではなく素メシアだった。
救世主。彼女ならこの世界を変えてくれる。女子供にはちと量の多いお好み焼きの世界。
「そーれそれそれ!」
お好み焼きは酸っぱくなった。
酸味のある匂いが漂うゲロのような世界。