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SPO2とアシドーシスとミーシャ

首をもがれた13人は次々体が冷たくなっていくが(37度台→35度台)、能力も発現しているように思われる。経過観察する。

「SPO2って知ってるかなサチュレーションとか言ったりするやつ。あれね、どのくらいあればいいか知ってる?」

「90%で酸素分圧が60ほどになるんじゃなかったかな。酸素分圧曲線みたいなの。」

「そうだ。SPO2が100%なら酸素分圧は100だ。90%なら60。そして50%だと30だ。シグモイド曲線という形をとるな。そして俗にいう呼吸困難という状態の定義となるのは酸素分圧が60mmHgの場合だ。」

酸素分圧・・PaO2と記されるものだ。単位はmmHg。では酸素分圧はいくつほしいかね。」

「ええーと、まあ100前後はほしい気がしますけど。」

「そうだな。PaO2の正常値は90 ~ 100 。60以下を呼吸不全と定義している。ならば、酸素分圧を維持するのにどのくらいの酸素投与量を設定すればいいのかわかるかな。」

「酸素1L投与につき4%FIO2が上がるっていうのは知ってるけど・・・。」

「AaDO2の式って覚えているか」

AaDO2=(760-47)×FiO2-PaCO2/0.8-PaO2

「AaDO2は肺胞気動脈血酸素分圧較差だから肺胞気酸素分圧から動脈血酸素圧をひけばいい。」

「この式を入れ替えればPaO2がもとめられる。

すなわちPaO2=(760-47)×FiO2-PaCO2/0.8-AaDO2

FiO2は鼻カニューレで酸素を投与する際 0.21 + 0.04 x 酸素流量でもとめられる。つまり1lにつきFiO2は4%あがる。AaDO2は肺の低酸素血症の原因となる肺胞低換気、拡散障害、シャント、換気血流不均等を評価する。すなわち肺の異常の指標だ。肺に異常がなければそう変わらない。そしてPaCo2は呼吸回数のみに依存する。つまりだ・・・・。


言いたいことがいまいちはっきりしない・・・。脳に酸素がいってないかのようだ。

俺は・・・・・


時は数分前に戻りそのあと15年後に飛び回る。



数分前・・・・


首をもがれた13人はつぎつぎと能力に目覚めては、循環が保たれていない体が腐っていく。

神・・・王女・・・盗賊・・・宝石ジュマンジ・・・反射筋肉・・・コジャキ・・・売春宿・・・13の大罪・・・狐・・・


神は全知全能を。王女は癒しの力を。盗賊は無意識を操る。宝石ジュマンジは確率操作。反射筋肉は驚異の身体能力を。コジャキは何者からの干渉も受けない。売春宿は絶対不可侵領域。13の大罪は個性を。狐は無からの創造を。


体は循環を失われると酸性にかたむく。アシドーシスといわれる。アシドーシスには大きく分けると二つ。呼吸性アシドーシスと代謝性アシドーシスである。


簡単にいうと、呼吸性アシドーシスは二酸化炭素がたまった状態である。

代謝性アシドーシスは乳酸やケトン体などの酸性のものがたまっている状態である。


激しい運動の後、嘔吐することがあるのは、運動でたまった乳酸や二酸化炭素によりアシドーシスになったのを嘔吐により胃酸を排出することで補正しようとしているのである。


腐りつつある体でも、生への希望を捨てずに済んだ能力者は、神と狐と王女と宝石ジュマンジと13の大罪の17人だった。


盗賊は無意識を無意識に操りかけていた。自問自答する心理深。

自分は苦しいのはSPO2が低下しているせい。PaO2が低下していせい。酸素投与量を増やしてもSPO2が90を超えない。つまり呼吸数かAaDO2に問題があるということだ。


そして15年後・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


【ジョギングしながら死を奏でるもの】


【パプワニューギニアのジョギング】


【強い木】


この三つからなるものはなぜか人々を引き寄せて病まない。

それは癒しの力。聖なる力。白銀の力。カレーの力。そのどれにもあてはまらない。


いや、カレーの力だ。カレーにあてはまる。


「カレーを探せっていうのか。いくら王様の願いとはいってもなあ。」

そういっては、有月が人を殺した。


滴る血と酸素飽和度(SPO2)の低下。脳は物質界の覇者から転げ落ちる瞬間だ。


「ちょっと!なに王様殺ろしてるんですか!これじゃあ魔王倒しても褒美もらえないじゃないですか。」

「心配するな。魔王のやつからもらえるぜ。」

一人あわてるリフレチウスと冷静な勇者。


彼らが殺されたのである。


「二人ー!」

どっちの名前を先に叫ぶか悩んだ挙句でた固有名称である。それに、何を隠そう、二人を殺したのはこの僕、有月だ。


ジョギングしながら死を奏でるもの それも僕だ。


パプワニューギニアのジョギング これも私


強い木 これは三木町だ。


戦うとき、だれだってお弁当はおいて戦うだろう。なぜなら詰められるからだ。ならばだ。すでに詰められた肉が戦うならどうするか。


これも私。



今日わかったこと

・SPO2

・アシドーシス

・5分前

・15年後

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