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能力者将棋・必至編

能力者将棋

【聴くもの】マインドコントロール

【場操作】全ての力を支配する

【エントロピー】物理現象が崩壊する

【瞬間移動】テレポーテーター

【無敵】幸運による不死

【重力子使い】重力操作 時空操作

開戦は突然だった。冷蔵庫の存在を知らない、原人がまさしく冷蔵庫に閉じ込められて凍えるような温かさがなかった。もしそうなったならば南へ走る。


戦うのは

【聴くもの】マインドコントロール

【場操作】全ての力を支配する

【エントロピー】物理現象が崩壊する

【瞬間移動】テレポーテーター

【無敵】幸運による不死

【重力子使い】重力操作 時空操作

戦う相手は

【聴くもの】マインドコントロール

【場操作】全ての力を支配する

【エントロピー】物理現象が崩壊する

【瞬間移動】テレポーテーター

【無敵】幸運による不死

【重力子使い】重力操作 時空操作


先手、76歩


将棋で角道を開け、一気に角の効きを通すように、場と重力子を光速に展開した。これにより、守る側を狭く閉じ込めることに成功した。


守る側は【エントロピー】を外側に持ってきていた。【エントロピー】は物理現象を狂わせることで相手の能力を無効化する。このバリアを破るのは容易ではないが、攻めることもできない。穴熊である。


【エントロピー】には【エントロピー】で対応する。銀には銀で対抗するようにだ。【エントロピー】同士がぶつかり相殺されるとそこには穴が開いた。しかし、その穴を通れば、敵の能力にかえり打ちされることは目に見えている。


そこで、【無敵】の出番だ。彼は能力を持たない。武器は肉体と無敵である。彼への攻撃はすべて運よく防がれてしまうのだ。


【無敵】にも【無敵】をぶつける。

「一度戦ってみたかった。」

「さすが俺だな。考えが同じだ。」

二人は存分に戦いだした。恵まれ鍛えられた肉体は望んでいた好敵手を前に踊るように戦った。

勝負の別れ目はどちらの【無敵】が勝つかだ。しかし、守る方は【無敵】に力を貸すことはできない。彼への攻撃は意味をなさないからだ。攻める方は物体を加速させた純粋な物理攻撃《投擲》で援護する。


守りの【無敵】はバランスを崩した。すかさず攻め入る【無敵】。しかし、動きがパタと止まる。


「持ち駒ゲットー。」

【聴くもの】がマインドコントロールを行ったのである。

バリアのなかへ入れば、【聴くもの】によるマインドコントロールを受けてしまうのだ。


当然、攻め方も【無敵】がマインドコントロールを受けることを予想していた。マインドコントロールされるということは他の能力も使えるということである。

【瞬間移動】はマインドコントロールをうけた【無敵】の身体を瞬間移動させた。【聴くもの】の第三脳室にぶち込んだのだ。守る方の【聴くもの】は脳を膨らませて倒れた。


守る側の王将ともいえる【聴くもの】が倒れ、勝負は決したかと思われた。

守る側の切り札は【重力子使い】だった。【エントロピー】のバリアに穴が開いた時から、その穴から【重力子使い】が重力子をジワジワと送り込んでいたのだ。重力子に対抗するすべを持たない【瞬間移動】は詰みである。【瞬間移動】は死ぬ間際に相手の【エントロピー】に突っ込んだ。重力子は【瞬間移動】にまとわりついているため、瞬間移動逃げ切ることはできない。この行動は、拮抗した【エントロピー】と【場操作】を打開するための決死の行動だった。バランスが崩れた結果、攻め側の【エントロピー】と守る側の【場操作】は死んだ。


残るは

攻め側;【聴くもの】、【場操作】、【重力子使い】

守り側;【エントロピー】、【瞬間移動】、【無敵】、【重力子使い】


「もういい。私が全員殺る!」攻め側の【場操作】は守り側の【場操作】が消えたことで、能力を最大にまで生かせるようになっていた。【エントロピー】の能力が追い付かない場を形成すれば、防ぐ手段がないのである。その場にのせて、【重力子使い】が重力子を送り込めば攻め側の勝ちである。


守る側は最後の切り札をみせた。それはいちかばちかだった。


攻撃の拠点となるのは【重力子使い】と【瞬間移動】である。【重力子使い】は重力子をまとわりつかせれば相手はなすすべもなく押しつぶされる。瞬間移動は相手に物質を移動させてぶつければいい。

それを防ぐには【無敵】が盾になるか、【エントロピー】がバリアをはるか、【聴くもの】がマインドコントロールしてしまうかしかない。

そして、【場操作】は力の伝わる場を支配するため、能力を打ち消したりパワーアップさせたりすることができる。

攻め側は【重力子使い】と【場操作】のコンビネーションで防ぐことのできない攻撃を仕掛けてきた。


守り側は【エントロピー】のバリアを解いた。守れないなら攻めあうしかない。バリアがなくなった以上、守り側も能力を最大限に使うことができる。

守り側の【重力子使い】と【瞬間移動】が組んで玉砕した。【場操作】の場の形成に対抗できるのは【瞬間移動】だけであり、【重力子使い】に対抗できるのは【重力子使い】だけである。

対抗できるということは即ち相打ちを意味する。どちらかが生き残れるほどぬるい能力を持つ者ここにはいないからだ。


相打ちによって攻め側の【場操作】、【重力子使い】と、守る側の【重力子使い】は死んだ。 

最後に残ったのは


攻め側;【聴くもの】

守る側;【無敵】、【エントロピー】


攻め方は残るは一人。しかし、【聴くもの】はすでに【無敵】のマインドコントロールをしていた。形勢逆転である。【聴くもの】はマインドコントロールした【無敵】を【エントロピー】へとぶつけた。

【エントロピー】と相性が悪いのが【無敵】である。【無敵】の攻撃手段は能力でなく純粋な肉体による攻撃であるため【エントロピー】の能力が全く意味をなさない。


生き残ったのは攻め側の【聴くもの】とマインドコントロールされた【無敵】

攻め側が勝った。


しかし、能力者ぼ怖いのはまさしくこの瞬間、勝ったと思った時なのだ。

なぜなら死ぬ間際こそが能力をもっとも活かせ、隠せるからだ。

守る側の【エントロピー】は死ぬ前までにずっと、ある操作をしていた。


【瞬間移動】により【無敵】をぶちこまれ死んだと思われていた、守り側の【聴くもの】。

その【聴くもの】の生命維持を【エントロピー】は行っていたのだ。

エントロピーを操るということはつまり、時間、現象の逆行を意味する。死という一過性の現象にむかう身体をくいとめることも【エントロピー】なら可能だった。


そして、守り側の【聴くもの】は【エントロピー】が死ぬ前に、【無敵】の脳を乗っ取りかえしたのである。これは洗脳というよりもむしろ脳をのっとった


生き残った、攻め側の【聴くもの】と守り側の【無敵《聴くものVer.》】

王と王だけでは勝負はけしてつかない。



同じ能力同士の二人は共鳴し合っていた。

【聴くもの】のもう一つの能力。メタ的存在の声を聴くことができる。

二人は高次元の存在さくしゃの声を聞いていたのだ。


「能力将棋は引き分けだね。」

「しかし、わっかりづれーな。」

「能力者将棋を書き直してはみたものの、やっぱりわかりづらいよね。」

「ただでさえキャラがつくれてないし、同じキャラが二人づついるし、同時に12人も動かすとなったら作者の構想力じゃむりだろうね。」

「ところで有月とかリフレチウスは今回は出ないの?」

「しょうがねえな。一瞬だけ出すか。」


【聴くもの】のマンカスが途端に渦巻き始める。命のリズムで命のサンバを命を失わない程度に踊ろう。有月とリフレチウスは踊りもマン化も好きだから、寄ってくるだろう。潮吹くほど気持ちいいなら一生いじっていればいい。食わせてくれる殿方もいるだろう。


有月は一瞬だけ【聴くもの】の内臓に埋められた。【聴くもの】はメトロン星人であり、体長は40m。

内臓もベッドのようにやわらかで周りに有糸鉄線もない。だーいすき。


今日わかったこと

・有月とリフレチウスは踊りもマン化も好き

・【聴くもの】はメトロン星人であり、体長は40m


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