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高収入アルバイト

2011/10/21改稿


『1日で100万円! 新薬のテスター1名限定募集!』

お金が無い僕はこの魅力的なアルバイトを求人サイトで見つけた。僕は急いで携帯を取り出した――




(さぶっ!)

あまりの寒さに僕は目を開けた。だが両手両足を固定されていて身動きが取れない。

(何でこんな所にいるんだろう? しかもこんな姿で?)

僕は脳をフル回転させ、過去を振り返った。

(アルバイト当日に病院の手術室で酸素マスクをしてから、急に眠くなって……って嘘だろ? 騙されたのか? いや、まだ分かんない。とりあえずここから出ないと!)


とりあえず、僕は首だけを動かして周りの様子を探ると、ここは沢山の生肉を冷凍保存している倉庫のように見えた。僕はそのまま近くのあった袋を目だけで確認した。

そこには『食肉(人手)』や『食肉(人足)』など他にも色々あり、一番驚いたのが『食肉(人間1頭)』

そこにあったのは皮を剥がされた息をしていない人間だった。それを見た僕はお腹の中にあった物を胃酸とともに吐き出した。


全てを吐き出し終わった僕は誰もいないであろう倉庫で一人虚しく叫んだ。


助けてくれ! ここから出してくれ!と……


(僕は冷凍保存されている肉と同じ運命を辿るんだ)


次第僕の体は順々に感覚をなくして、僕は静かに目を閉じた。

おいしい話には気をつけてください

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