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遊戯『かくれんぼ』《200文字》
200文字小説にチャレンジしました。
絶好の場所に私は隠れている。
(もう~いいよ!)
私は友達が私を捜している姿を隠れながら見ている。
(私は目の前にいるのに、何で見つけれないんだろ? ちょっと可笑しい)
「もう暗くなるから、早くお家に帰るよ!」
「分かった! それより今日の晩御飯は何を作ったの?」
(帰らないでよ! まだ私を見つけてないでしょ!)
私の心の声もむなしく、友達は母親と手を繋ぎ帰宅していく……
(私はお墓の中にいるんだよ! 早くみつけてよ!)
彼女はいつになったら見つけてもらえるのでしょうか……