同棲生活『彼女との日常』
※9/21訂正
「おはよう、今からご飯作るね」
僕が彼女と同棲してもうしばらく経つ。誰よりも美しく、誰よりも素敵で、誰よりも完璧な彼女。
「今日は残業で遅くなるから外で食べてくるね。行って来ます!」
家を出る前に彼女と口づけを交わし、彼女との別れを惜しみながらも会社に向かった。
やっと仕事が終わって、帰宅する。
「ただいま、まだご飯食べてないの?」
彼女は一切返事をしないが、そのままソファーに座り込む。
「今日会社でさぁ――」
テレビを見ながら、彼女に今日の出来事を楽しく話す僕。
「一緒にお風呂入ろっか?」
僕は彼女を抱きかかえて、風呂場に行く。
「はぁ~気持ちいいね、今日は気分がいいから頭洗ってあげる」
シャンプーを彼女の頭につけて泡立てる。お湯で頭を流してあげてお風呂を出た。
お互い髪を乾かして、ベッドに入る。
「おやすみ、愛しているよ」
毎日必ず交わしているおやすみの口づけをし、彼女を抱きしめ瞼を閉じた……
『ピンポーン』
「は~い! どなたですか?」
「○○だな。殺人罪の容疑で逮捕する、逮捕状もある」
僕は彼女に「大丈夫だ、心配しなくていいから」と言って、手錠をかけられたまま警察の人と一緒に部屋を出る。
彼女を一人っきりにしてしまった。
彼女は家事が全然出来ないけど大丈夫なのだろうか……
首から下が無い彼女は静かに此方を見つめていた
あなたの恋人はあなたに対して異常な愛情を持っていませんか?