虐められっ子の願い 壱
※2011/8/25訂正
僕は苛められている。眼鏡をかけて太っているだけ、たったそれだけで虐められ続けられていた。同級生の男子は僕の事を毎日「ブタ眼鏡」と罵りながら殴る蹴る、周りの人も見てみぬふり。
僕は恨んで、憎んで、そして呪った。
毎日殴られながらも心の中で「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」とずぅーと叫び続けた。そんなある日僕を苛めていた一人が通り魔に刺されて死亡したと先生から報告があった。僕以外のクラスメイトは皆泣いている。僕は正直嬉しかった。ずっと死んで欲しいと思っていたやつがやっと死んでくれたから、思わず顔が綻んでしまう。休み時間になって僕は苛めてくる男子達に呼び出されて、僕がさっきの先生の話の途中で笑っていた事がばれてまた彼らに殴られる。僕はまた心の中で「こいつらもアイツのように死んでくれ」と強く、強く願った。
僕の願いが通じたのか、一人また一人と僕のクラスメイトが減っていく。その度に僕は喜ぶ。
クラスメイト達は次は誰が居なくなってしまうのか怯えていて、皆自分の事で頭がいっぱいになり僕の虐めは無くなってきた。
ある日の休日、僕の自宅に警察が二人来た。僕の親が必死で僕を連れて行こうとする警察を止めようとしたが僕は「すぐに帰ってくるから」と言って親を止め、車に乗り込み警察署に向かう。
あぁこうなる事は分かっていた。
あいつらを殺したのは僕。あいつらの死ぬ間際の顔、次は自分の番が来るかもしれないと怯える顔、それらを見るたびに僕は興奮しまた殺しに行く。だが、まだ殺し足りない。この警官達は邪魔だ。
僕はナイフをポケットから取り出し二人を殺す。
警官二人から拳銃を奪い取り、学校に向かった。まだ終えていない続きをするために
今でも何処かで虐められている人がいて、彼のような行動をとるかもしれないですね