表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/50

同窓会に居ない人

※2011/8/25訂正

今日は小学校の同級生達と同窓会。

同窓会は居酒屋を貸切、予定の時間になると一人また一人と小学校時代の同級生達が集まってきて「キャー」とか「久しぶりぃ~」や「元気?」などの同窓会ならではの会話が目立っていた。


今回の同窓会は先生が幹事をしていたので、時間になってから今回の参加者の人数を数えていた今日は小学生の同級生全員が参加することになっていて、参加人数は先生を含めて30人だった。先生は何度も人数の確認をしたが一人足りず、今この居酒屋にいるのは29人だ。先生は誰がいないか分からず、教え子達に誰がいないか聞いていたが教え子達も誰がいないか全然分からなかった……


同窓会は盛り上がり、二次会は皆でカラオケに行く事になった。カラオケに移動するために同窓会メンバーは電車で移動する事になった。


駅に着いてから同窓会メンバーはそれぞれ喋りながら電車を待っていた。すると誰かが

「向こうにいる人、ずぅーとこっち睨んでない?」

同窓会メンバーほとんどにその声が聞こえて、反対側のホームに目を向ける。

たしかに反対側のホームには、黒いワンピースを着て長い黒髪の女性が此方を睨んでいた。

ほぼ全員がチラチラと女性を見ているのにもかかわらず、その女性は此方を睨み続けていた。


その時にアナウンスが流れた

「まもなく列車が通過します、黄色い線までお下がり下さい」

アナウンスが流れても女性は此方を睨み続けていた。300メートルぐらい先に電車が見えてきた時、女性が此方に向かって喋り出した。

「私の事を忘れましたか?」

女性はそう言って通過列車に突っ込んだ。女性の体は列車に轢かれて、体がバラバラになった……

すると女性の首が同窓会メンバー側のホームに飛んできた。

女性の顔を見た時、先生を含めて同窓会メンバーの顔が恐怖で引き攣った。


女性は僕達と同じ小学校の卒業者で

先生と一緒にクラス全員でイジメて不登校になった子だった

思い返して下さい。あなたも過去に傷つけた人がいませんか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ