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一人暮らし始めました

※2011/8/24訂正

高校を卒業して、両親の反対振り切り地元からかなり離れた東京の大学に進学することになった。当然実家から通う事は出来ないので一人暮らしをすることなる。


私が一人暮らしすることになったマンションの近くには交番やスーパー、駅もあり立地に関しては申し分無い場所であった。当然、自分の娘が初めて一人暮らしするので親がしっかりとしたセキュリティーがある所を選んでくれたので私自身も安心して暮らせる場所であった。


大学の入学式を終えて自宅でテレビを見ている時


『ザァーーーーザァーーーーー』


と壁越しに何かを引きずるような音がした。少し不気味に思ったのだが、私はそこまで気にしなかった。

そして次も日も、またその次の日も

『ガサ、ガサ、ザァーーーーザァーーーーー』

毎日毎日同じ時刻になると壁越しに物音がした。

引越してから2週間が経ち、私は部屋に絵を飾るために釘を壁に刺す事にした。私はハンマーを持って、思いっきり釘を叩いた。

「ドン、ドン、ドン……」

部屋の壁は思ったよりも薄かったらしく、釘は壁の中に簡単に入っていったのだが

「ギャァァァァァァァ!」

と男の声のような叫び声が聞こえて私は腰を抜かした。

私は床に激しく腰を強打して叫び声がした、釘を刺した壁を見た。

釘を刺して、穴が空いた壁からゆっくりと血のような赤黒い液体が流れだした……

私は急いで携帯を取り、親に電話した。私はひたすら「助けて、助けて」と何回も親に言った。

私の親は急いで警察に連絡してくれたらしく、10分もしない内に私の部屋に警察官が来た。




それから私はショックで大学を辞めて、自宅に暮らすことになった。



しばらくして私が精神的に安定してから親があの事について詳しく教えてくれた。

私が当時住んでいた隣の人は自分の部屋に穴を開けて、部屋と部屋の間を移動しながら私の部屋を盗聴していたらしい……

あの時は私が釘を刺した所にちょうど隣の人がいたらしく、その人の目を私が釘で刺してしまい死亡してしまったらしい。

あの『ザァーーーーザァーーーーー』という物音は彼が部屋と部屋の間を移動している音だった……


それを聞いた私は恐怖に包まれた

あなたも自分の部屋に居る時、物音しませんか?

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