深夜の校内プール
※2011/8/24訂正
高校の夏休みに僕を含め友人達３人で深夜に近くの小学校のプールに忍び込んで遊ぶ事になり、深夜２時ぐらいに小学校のフェンスをよじ登り深夜のプールに忍び込んだ。３人ともプールに忍び込んだら、プルーサイドで服を脱いで水着姿になる。友人Ａが着替え終えたと同時にプールに飛び込んだ。僕と友人Ｂも彼に続いてプールに飛び込む。
１時間ぐらい遊んで、僕が「もうそろそろ帰るか？」と言うと友人２人もそれに賛成して、僕達三人はプールから出ようとする。
僕と友人Ｂがプールから上がる。すると友人Ａが騒ぎ出した……
「たたたた、たす、助けてくれぇぇ！」
友人Ａが溺れながら、僕達に助けを求めているが僕達が遊んでいた場所は小学校のプール、溺れるような場所では無い。僕はそのとき友人Ａの悪ふざけだと思った。友人Ｂもそう思ったらしく
「つまんねぇから早く上がれよ。帰るぞ！」
友人Ｂがそう言うにもかかわらず、未だにプールの中にいる友人Ａは溺れながら僕達に助けを求めている…
そんな友人Ａの姿を見てさすがに僕達二人は友人Ａに何かあったのかと思う。満月だった月が雲に隠れていて、溺れているであろう友人Ａの姿が薄っすらとしか見えない。僕の隣にいた友人Ｂは溺れている友人を助けに行くためにプールに飛び込んだ。その時ちょうど雲に隠れていた月が顔を出し、僕達がいるプールに光が射し込む。
プールが月明かりに照らされて僕の目に映ったものは友人２人をプールに引きずり込もうとする
複数の手だった……
「こらぁぁぁぁ！ お前ら此処で何をしとるんじゃぁ！」
その声は僕でも友人でもなく、学校にいた警備員。僕は慌ててその警備員に
「友人がプールに溺れているんです！ 助けて下さい！」
僕が友人達の方に指を指すと
友人二人はプールにうつぶせの状態で浮かんでいた。警備の人が急いでプールに飛び込み二人を助け出した。警備の人は助け出した後、救急車を呼び、救急車が学校に来て二人を乗せていった。
病院に着いた二人は一命を取り留める事が出来た……
僕は警察や学校や親にこっ酷く怒られたが実際にあった事は話さなかった。
誰も僕の言う事を信じないであろう
「複数の手が友人達を溺れさせた」って
プールでの事故って多いですよね
