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ゲームを超えて

※2011/8/18訂正

モンスターを狩っていくゲームがある。僕はそれだけでは物足りなくなって、ネット通販でエアーガンを改造した物やボウガン、サバイバルナイフなどを購入して近くの森にいる動物達を手当たり次第『狩り』をした。


まるでゲームを楽しむように……


近くの森だけではなく、民家が飼っている犬やペットショップ、動物園にも侵入して『狩り』をした。動物達が僕の手で死んでいくのを見るたびに僕は興奮していった。

今日もいつも通り『狩り』を終え、血まみれの衣服を脱ぎ風呂に入る。そしていつも通りにベッドに横になって目を閉じた。


僕は夢を見た。

今まで『狩り』をした動物達が傷だらけの体で僕を追いかけてくる。僕はただひたすらに逃げる夢。

(気分の悪い夢をみたな……)

僕は何も気にせずにいつも通りに学校に向かった。学校から帰宅をした僕はまた『狩り』に向かう。それから僕は毎日、毎日同じ夢を見た。傷だらけの動物達が僕を追いかけてきて、僕はひたすら逃げる。捕まりそうになった瞬間に僕は夢から覚める。その夢が1ヶ月続いて、また同じ夢を見ていた時だった。


僕は夢の中で初めて動物達に捕まったのだ。


動物達は僕を捕まえると喜びながら僕に攻撃をしていった。まるで『狩り』を楽しむように……

僕の体は噛み付かれたり、食い千切られた。内臓は色々な動物に持ってかれて食べられ、僕の体の残り物は全てカラス達に食べられた。これはただの夢ではない。夢の中なのに痛みがあるのだ。あまりの痛みで叫びたいがのども食い千切られて、叫べない。動物達が僕を食べ終え、僕は夢から覚める。痛みは残っていないがもの凄い量の汗を掻いていた。


その日から僕は毎日、動物達に食べられる夢を見た。

夢の中なのに痛みがあり全て終わるまで夢から覚める事が出来ない、あまりの恐怖に僕は不眠症になった。不眠症になった僕を親が心配して、色々な医者に診てもらったが原因は分からずに、とうとう親は知り合いの紹介で僕を神社に連れていった。神社の人は僕を見て、急いだ様子で他の人に

「今からお祓いをするぞ! すぐに準備をしろ!」と言った。

その後すぐお祓いが始まり、お祓いが終わって

「もう安心して下さい。悪い霊は祓いました。今日からまた普段通りに生活が出来ますよ」

と言ったので両親は安心したらしく、僕を連れて自宅に帰宅した。


僕も少し体が軽くなった気がして、自分の部屋に入るとベッドに横になって1分もしないうちに爆睡した。







でも



またいつもと同じ



夢を見た

動物の恨みを買うような事をしていないですか?

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