ニート生活からの脱却
いや、待て。
…男(女)ならば、どうだろうか。
いや、分かっている。その道は、もう、行ったら引き返せない。
外見をとるか、内面をとるか。
要は、カレー味のアレか、アレ味のカレーか、って話だ…。
世間一般論では食べられるだけマシとして後者を選ぶ印象が強いが…
いや、性転換とはいえ、中身はそう変わってないはずだ。中の存在に目を背けるのか、それとも中の存在こそを信じるのか。
そんな命題は、真偽が俺にはまったく判別出来なかった。
──────────────────
俺は高校に通っていないらしい。
即ち、ニート。バイトをしていたら違うんだろうが…。
俺の年齢的には高校2年生。編入試験も受ける事が出来ないだろう。
いや、通信制なら…
と言う事を朝食中に考えているとはいえ、憧れの貞操逆転高校生ライフを謳歌出来ないというのは逆説的に…
うん。まぁ、
現実から目を背けられるし…
「お母様。」
「なんだ?キモいんだけどw」
お袋(親父)にめっちゃ冷笑されたぞコノ野郎!
お前は外見がおばさんでも心はおっさんだから野郎だ!
「あの、高校通いたいっす…」
まぁ、言うだけね。実際は心も外見に引っ張られて男じゃない可能性もあるし…
「え?別に良いけど、お前の学力厳しくないw?」
こ、こいつ……
冷笑系だ!最近流行り(?)の!
だが、前の世界で俺はちゃんと高校生生活を送っていた…
つまり、俺の学力に何も問題はないということ!
「じゃあ、テストしてみるか?俺は普通に受かると思うぜ。何故なら俺は勉強していたからな!」
「べ、勉強…w」
う、うぜぇ……
いや、だが俺は勉強はできる!学校で他にやることが無かったからな!
ちゃんと数学Cも終えている!ド・モアブルの定理とか半分忘れているけどな!
「そ?じゃあ別に受けたら良いんじゃない?編入試験。受かるかは知らないけど。お前がニートしてたからお前に使うために取っておいた金は余ってんだよ」
「あ、ハイ。アザス。」
「あ、都立の普通の高校ね。通信制は許さない」
「あ、ハイ。アザス。」
あるんだ、高校2年生で編入できるところ。ラノベの世界だけかと思ってた。
まぁ、編入試験?まかせろって。




