心の境界
揺るぎない覚悟は、静かな風。
いかに解放するか、その術を知る。
固く結ばれた糸を解くように
自分と世界の間に、余白を創る。
人は惑う。背景を読めず、
目の前の色に飲み込まれる。
その姿を、ただそっと見つめて
心の中で、ありがとうと囁く。
理解されなくとも、それでいい。
すべてを包み込む丸さを持つ。
衝突を避ける緩やかな線は
自分に優しく引かれた、心の境界。
力みを解き放った先に
にっこりと咲く感謝の言葉。
そこに在るは、他でもない。
心の奥底に眠る、揺るぎない宝。
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