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ワールド=ルーン=マーリン(仮)  作者: 杉浦このは
Lというものですが
3/4

L(2)

やあ、、毎回文字数少ないのはエピソード数を多くすることで達成感を出すためなんだよね

2限目は王立学校の地下にある実習室に集まった。

部屋の壁面にはランタンが吊るしてあり、何か重苦しさを感じるような石造りの部屋だった。

「ここで実習するんだー!僕初めてここに入ったよ!」

そういったのはエス。少し浮かれたような無邪気な顔をしている。

「いやー、僕も初めてだよ。長らく入らせてくれなかったのにね」

そう、ここ地下実習室は長らく入るのを禁じられていた。だが、王立学校の生徒は必ずどこかのタイミングで、この地下実習室で実習を行う。まあ、それが今日ということなのだが、、

そうエスと話していると、後ろから声をかけられた。

「よお、エル」

声をかけたのは、-クリズ=ヴァーキン-普通にクリズと呼んでいるが、僕は内心クズと呼んでいる。そう呼びたくなるほど性根が腐ったやつなのだ。だが、金髪オールバックの高身長イケメンで、これでいて女子人気が高い。 、、、ムカつくな

「やあ、クリズ」

僕は内心悪態をつきながら、笑顔でそう返した。

クリズは舌打ちをしながら、「相変わらずのスカしたような態度だな。ハナにつくぜ。」と言った。僕のどこがスカしているというのか。全く心あたりがない。こういう風に昔から絡んでくるのだ。というか鼻につくのはこっちのセリフだわ!!とか内心思っていると、

「まあまあ、こいつは昔からこういうやつなんでやんすよ。クリズくん。こんなやつと話すだけ時間の無駄でやんす」

そうクリズ、いやクズに話しかけるのは、-コーバン=シーサイド-内心ではコバンザメと呼んでいる。低身長でやんすやんすうるさいのが特徴である。

「そうだな、こんなやつと話していると、俺の耳が腐っちまう。」

「そうでやんす。ヴァーキン様と血の通った直系のご子息であるクリズくんが、こんなグレートウルフの末端の透かし野郎に気を取られる必要なんてないでやんす」

くそ・・・!聞いているだけで腹が立つ。だがここは我慢である。ここでクズとコバンザメを殴ったりしたら、それこそ相手の思うつぼ!僕は末端のグレートウルフ。つまりグレートウルフ様の息子ではなく、グレートウルフ様の孫の子、つまり、ひ孫である。相手は直系のヴァーキン様の息子。同じ貴族といえども、家紋を名とする家主の血が濃いほど身分が高くなる。つまり、僕はクズに逆らうことは許されない。

「ご、ごめん。気を悪くしたなら謝るよ、、」

よし!言ってやったぞ!!そう言って、僕は、クズから見えないように、自分の手を悔しさから握りしめた。

「ふん、わかればいいでやんす!」

そうコバンザメは、勝ち誇ったような顔で言った。コバンザメはシーサイド様の孫にあたる。つまり、コバンザメ野郎にも逆らえない。

「、、、てめーのそういうところがムカつくんだよ、」

もうフルボッコである。じゃあ、僕はどう答えればいいのだろうか!誰か教えてくれ!

「いくぞ、、コーバン、時間の無駄だ」

そう言ってクズとコバンザメは離れていった。

「よく我慢したね、エル。僕なら殴っちゃうよ」

お前もクライン様のひ孫に当たるんだから、殴っちゃダメだろ、、、とか思いながら

「いやー大変だったよ。エスは絡まれなくてよかったね」と返した。

そうしているうちに二限目が始まろうとしていた。 

この時、僕たちは甘く見ていた。王立学校という場所を、、、家紋の意味を、、、そして大賢者マーリンが作り上げたこの世界を、、、


ちょっとごちゃついて分かりにくいので補足

7家紋はグレートウルフ、クライン、キンダーガーデン、デッド、シーサイド、ヴァーキン、アリスバーン

その家主たちははマーリンの実子であり、家紋を名として名乗っている。

この後の話で色々設定を深ぼるつもりなので、今言える情報はこれだけです

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