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心の呼吸/breathing of the heart

作者: たなさい

初めての作品です

頭の中にイメージした設定を広げて短編作品に仕上げました

読みにくい部分 矛盾もでるかと思いますが 是非 お楽しみください

地球に人類が誕生して幾年が過ぎ 人から「金銭」の価値が消えた

何億、何兆と持っていようがそれは1円の価値もないのである

人類は「キオク」の交換によってのみ幸福を知る


そう・・・ あなたのキオクを求めて・・・


俺の名はアクセル 毎朝必ずコーヒーを飲む 

何故かわからないが 今の「キオク」がそうさせている

俺はコーヒーが好きなのだ 


軽くトーストしたパンを食べ 朝の支度をする

今日は大事なメンテナンスの日だ 

人は1年に1回 メンテナンスを行う「キオク」に支配されないために


車で移動と言う時代は過ぎ、今は成人ならば1台の移動用ドローンが支給される

無数に飛んでいるにも関わらず 何処にも誰にもぶつからない

操縦することなく、ただ行き先を伝えるだけで良い

人類の素晴らしい発明だと思う お金の価値がなくなった事で貧富の差がなくなり

このドローンも労働することなく手に入る


メンテナンスハウスに着き、予定通り3番のブースに入る

軽く質問に答えながら「キオク」を癒していく

俺の結果は「限りなく理想の近くまできている」という事だった

おかげさまで支配されることなく問題なくコントロール出来ているという

俺の「キオク」は優秀だったらしく それほど悩みを持ったことがない

だが、次回の交換によっては大きな変化がある可能性もある


そして 交換の日がきた


メンテナンスと同じように 軽く質問に答える

そして俺の意識は薄れ 現在の「キオク」と別れる時がくるのだ


目を覚ました俺は 説明を聞く

どうやら今回の「キオク」は・・・


恐ろしい程の光が目に差し込むような感覚があり

覚えのある「キオク」が一気に入ってきた

そう これは俺自身の「キオク」だった


覚えている 幼いころの俺を

俺の育った環境を 

俺の経験した教育を・・・


俺は・・・

俺は・・・


メンテナンス担当A この男ダメだ 「キオク」に支配されている

メンテナンス担当B うむ、コーヒーだと思っていたがこの「クスリ」によって

          精神を犯されている 前回は問題なかったのに


メンテナンス担当A 仕方がない この状態ではどの「キオク」を与えても意味がない

          この「キオク」でのスコアは下がる一方だ 幸せにはなれない

          この男自身の「キオク」は残っていないのか?


 


ありました! 先週戻ってきたそうです!




俺はゆっくりと目を覚ました  

翌朝 俺は大好きなコーヒーを飲む

軽くトーストしたパンを食べ 無償の「仕事」へ向かう

そう この世界は労働がない 

自分が幸せになるように 他人が 世界が幸せになるように 

誰が得する 損するでもない 「仕事」をこなす


幸せな「キオク」を得るために



俺の名は  レオ



メンテナンスA  アクセルという名の男が持っていたのですが突然死したそうだ

         まだ「キオク」の行き先は決まっていないらしい

         レオに「自分自身のキオク」を戻そう 自分の人生を自分の「キオク」           

         で回復させていくしか方法がない



そう アクセルだと思っていたのは レオ だったのだ


無理やりこじつけた感じになったかも・・・

ストーリー作りは大変でした 設定はずっと前からあったのですが

なかなか作品として進みませんでした

この話をもっと深堀りできたら サスペンスやSFでもう少し長めの作品にしたいなと思います

読んでいただきましてありがとうございました


たなさい

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