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テーマなし詩集

不作法のレジスタンス

作者: 歌川 詩季

レジスタンスってことば、世紀末感ありますよね?

 ものわかりがいいふりして受け容れた

 口の中つっこまれたものは ありがたく味わって

 惜し気なく吐き捨てちゃ 床を汚すのもしかねては

 晴れなら日当たり楽しむが 雨なら恵みに感謝する

 そんなきみにも おれは苦笑いするだけ


 手が届かない空があるから

 ひとは跳ねるのをやめないし

 足さえつかない沼があるから

 ひとはもがくのをやめない

 やめやしないんだ


 なにも戦争おこせってわけじゃなく

 闘える意思と (あらが)える意地が

 あとかたもない荒野になど 誰が棲めるのか?

 ぬけぬけと生きるのは 不作法のレジスタンス

 ひんしゅくのシャワーが 今日もおれを讃えてくれる



 ものおぼえ悪いふりしてとぼけたね

 舌のうえ転がってたことば 咀嚼(そしゃく)せず飲みこんで

 悪気なく撒き散らす はた迷惑よりましだとは

 黒ならやましさ抱えるが 白なら幾分安堵する

 そんなおまえを おれは嘲笑(あざわら)いしてやる


 底が見えない海があるから

 ひとは潜るのをやめないし

 光見えない闇があるから

 ひとは照らすのをやめない

 やめてやらねえぜ


 なにも皆殺しにしろとは言ってなく

 殴りつける(こぶし) 噛みつける牙を

 なすすべもなくもがれるのを 見てるのもつらい

 しゃあしゃあと(かか)げるは 無遠慮のエゴイズム

 冷遇のステージが ほらおれを迎えてくれる

 自分が、できるわけじゃなくても。

 こうゆうの描いちゃいます(苦笑)

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