あなたは、高校生活楽しみですか?なんか不安になってきました。
「あんたも、誠火高校か?」
「うん。そういえば、ちゃんとした自己紹介してないね。」
「そうだな。名前しか聞いてないな。」
「だよね。では改めて・・・。誠火高校一年 癒守 麗華。よろしく」
真南は少し驚いた表情で
「お前も、一年だったのか?」
「うん。一年生、後名前で読んで」
「分かったよ。麗華」
「ありがと、真南」
「なんか、デジャブが・・・」
「なんか言った?」
「いや、なんでもない」
「じゃあ一緒に行こう。」
ということで学校に一緒に行った。あの世界の事をより詳しく聞いた。しかし、真南もあまり知らないらしく、強いて言うならあの世界は、数年前に出来たらしく今は、かなりの人が出入りしてるらしい。
「あ、ちなみにあの世界で死んだらどうなるの?」
「知らない。そこまで聞いてないな。」
「真南ってあの世界の事あまり知らない?」
「うるさいな!私だって、あまり聞かされてないんだ」
「ふーん。まぁいいけど」
二人は軽い雑談を交えながら学校に行った。
真南の話を聞くところによると、住んでる場所がそこそこ近かった。
学校に着いた。こんな楽しい登校は久しぶりで嬉しかった。
「おい、あれなんだ?」
真南がそんなこと言うもんだからふと、見てみると
「おぉまじ?」
背中から、翼が生えている?(おそらく、装着しているだけだが)
「なぁなぁ、この学校大丈夫か?」
「さぁ?さすがに先生では、ないと思うぞ?」
しかし、なぜかその隣には、メイド姿で高身長のモデルさんみたいな人が立っている
「(会長さすがに恥ずかしいのですが?)」
「(何言っているの?まだ十分も経ってないでしょ?)」
なんか小声で言っているため、あまり聞こえないが・・・
それよりも、なぜ、そんな変な恰好なのだろう。
「あ、新入生ね。おはよう。私は現・生徒会長 柴鬼 スミレ(しき スミレ)よ」
「「え?」」
「わ、、私は、現・生徒会副会長 時夜 咲」
「「はい?」」
「えっと、生徒会の人?ほんとに?」
「はい。そうですね。」
「しかし、なんでここに立っているんだ?」
「それは、私の案で入学式の日に挨拶をするため、校門に立ったらどうだろうか?ということで立っているのよ」
いやいや、案はいいけど普通、翼なんてつけないよ?強いて言うならハロウィンのときぐらいじゃない?
「えっと、背中のそれなんですか?」
思い切って聞いてみた
「あぁこれ?これは、私の魔力を具現化したものなのよ!」
・・・・その場が凍りついた。
(やはり、中二病だった・・・)
「あら?二人ともどうしたの?」
いや、あんたのせいだよ!
「なぁ、咲さん?生徒会のメンバーは皆こうなのか?」
「いいえ、違います。断じて違います」
副会長さんよ・・・あんたの恰好で言われても説得力ないよ?
「そういえば、急がなくていいの?」
「え?」
「教室とか分からないんでしょ?早くいかないと混んじゃって大変よ?」
「あっ、はい。」
そんなこんなで私たちはその場を後にした
「ねぇ、咲?」
「なんでしょうか。」
「なんか、面白くなりそうね。」
「そうですか?まぁ、面白くなることを祈りましょう」
「ところで、咲」
「なんでしょう」
「面倒になってきちゃった」
「はぁぁ・・・だからやめようと言ったのです」
自分たちの教室は・・・?
「あれ?そいえば、学校説明会の時聞いてたような」
「あ、確かに」
「なんだろう、この騙された感。あの生徒会長騙したな?」
「いや、気づいてない私たちもどうかと思うぞ?」
「納得いかわね。あ、そういえば真南は、何組?」
「あぁ私は、1-2だな。」
「残念。私は、1-3。」
「でも、まぁ隣のクラスじゃん」
「そうね。」
「さっさと教室いこうぜ」
教室まで行き真南と別れ自分の席に着いた
「やっぱり、後ろの方か。」
40人いる中の後ろの方か。まぁ目が悪いわけでもないのでいいのだが
入学式までかなり時間があるが、あまり人と話すのは苦手なので席に座っている
「そろそろ入学式だ。体育館にいくぞー」
教師がそんなとこを言うと一斉に体育館に行った。
入学式も、特に普通だったので面白みもなかったのだが、生徒会長は安定の翼をつけていた。
入学式も終わり、後はホールルームだけだがおそらく、自己紹介だろ
ガラガラ
「遅れて悪いな」
担任だろうか?若い女性でまぁ可愛いといえば可愛い
「えーっと、私は、1-3の担任となる藤村 紅音だよろしく。今から自己紹介というものをやっていこうと思う。まぁ短か過ぎず、長すぎずちょうどいい具合でやってくれ」
自己紹介が開始された。
そして、中盤に差し掛かり、驚いた。
「次、柴鬼 蘭」
?はい?