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第6話 強豪、輝集高校


 勇士がバスケ部に入って、約1ヶ月後のゴールデンウィーク2日目、今日も練習

に打ち込んだ、宝星バスケ部員たち。

 本日の練習を終えていつも通り猪本監督の話が始まる。


「明日は、言ってた通り千葉県の輝集きしゅう高校との練習試合だ。今日は、自主練習をせ

ず早く帰って早く休めよ」


「はい!」


「それじゃあ、お疲れ」


「お疲れさまでした!」


 勇士が帰りの身支度をしていると葵が話しかけてくる。


「お疲れー、一緒に帰ろっか!」


「そうだな」


 すると、ジェニファーが葵の後ろから抱き着いてきた。


「アーオイ、ユーシも一緒に帰るデース!」


「ちょっと、急に抱き着いてこないでよ!」


 最初は、ジェニファーのことを毛嫌いしていた葵だが、ジェニファーの人懐っこ

さにそんな気持ちも無くなり、今ではすっかり仲良しな二人。


「ジェニファーちゃん! 俺とも一緒にかーえろ!」


「コーさんは、タイザン先輩と一緒に帰ってくださーい!」


「冷たい! 勇士には優しいのに攻さんには冷たいよー」


 そう言って攻は、シクシクと泣くような仕草をする。

 ジェニファーは、その人懐っこさで先輩たちともすぐに仲良くなっていた。


「攻! 心配するな、お前には俺がいる!」


「泰山!」


 二人は抱き合ってお互いを慰め合う。

 その光景に葵は少し引き気味だ。


「バカ言ってないで帰るぞー」


「じゃあ、みんなお疲れ様!」


「俺も先に上がらせてもらう」


 武人、錬水、弓弦が攻と泰山を連れて先に帰宅する。


「お疲れ様です!」


「お疲れ様デース!」


「お疲れ様です……私たちも帰ろっか」


 勇士たちも、先輩たちのすぐ後に帰宅する。


 桜並木が綺麗だった道も、今ではすっかり桜が枯れてしまっている。

 その道を三人は並んで歩く。


「明日の練習試合楽しみだね!」


「そうだな」


「ユーシもいっぱい活躍してくださいねー!」


「出る機会があったらな」


「でも、輝集高校って強豪校なんでしょ?」


 輝集高校、去年の※ウィンターカップでは、千葉県代表として全国ベスト8まで

勝ち上がった強豪校だ。

 千葉県では、毎年のように全国まで出場している。

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ウィンターカップ……冬の高校バスケの大会


----------------------------------------------------------------------------


「らしいな」


「ユーシならきっと大活躍できマース!」


「わぁ!?」


 ジェニファーが勇士に思いっきり抱き着く。

 スキンシップの激しいジェニファーに、相変わらず慣れない勇士が、顔を紅潮し

て驚く。


「ちょっと! 勇士に抱き着かない!」


「じゃあ、アオイに抱き着くデース!」


 今度は、葵に抱き着くジェニファーを見て、ホッとしながらもどこか残念そうな

表情をする勇士。


「なんか、残念そうな表情してない?」


「し、してねーよ!」


 図星をつかれた勇士は慌てふためき全力で否定する。


 葵は、全てお見通しかのような表情で勇士を見つめ、ジェニファーは、何のこと

か全くわかっていない表情だ。


 そんなやり取りをしながら、ジェニファーが先に勇士たちと別れ、残った二人も

勇士の家の前に到着する。


「じゃあね、勇士、朝が弱いからって遅刻しないでよ?」


「わかってるよ!」


 葵は手を振り、自分の家に帰って行った。勇士も自分の家へ入り、明日に備え、

今日は早く寝ることにした。




 翌日の朝、何とか朝に起きれた勇士は8時に集合場所の宝星高校に向かう。

 集合場所にはすでにバスケ部員のほとんどが集合していた。


「おはようございます!」


「おはよう、ちゃんと遅刻せずにこれたみたいだな!」


「えっ!?」


 攻がまるで勇士が朝に弱いのを知っているかの様な口ぶりで、勇士をおちょくっ

てきたので、勇士が驚きの表情を浮かべる。


「葵ちゃんから聞いたぜー、勇士は朝が世界で一番苦手だってな!」


 悪ガキのような表情で、攻は勇士をおちょくる。

 勇士は、だから知っていたのかと納得がいき、その噂を流した張本人の方を睨み

つける。

 睨みつけられた葵は、知らんふりをして、鳴らない口笛を吹きながらソッポを向

いている。


「早くバスに乗れよ」


「はい!」


 集合時間の8時になったため、キャプテンの弓弦が部員たちにバスに乗るよう促

す。

 輝集高校には、学校が用意したバスで向かい、およそ1時間ほどで到着する。


 移動中、いつも通り攻、泰山、ジェニファーの三人が楽しそうに騒いでいて、1

時間の移動もあっという間に過ぎて行く。


 そして、輝集高校に到着する。


「ほぇー、綺麗な高校だな!」


 輝集高校は、50年以上の歴史がある高校だが、改築工事をされたばかりで、綺

麗な校舎を攻が、目を輝かせて眺めている。


「体育館はこっちだ」


 猪本監督が体育館へとバスケ部員を誘導する。


 体育館も新しく建てられたばかりの物で、綺麗な体育館だ。

 その体育館に入るとすでに、輝集高校のバスケ部が練習をしている。


「集合!」


「はい!」


 輝集高校の監督らしき人物が部員に集合をかけ、輝集高校のバスケ部員が宝星バ

スケ部の前に整列する。


「始めまして、輝集高校の監督をやってます、鮫島修さめじまおさむと申しま

す」


「始めまして、宝星高校、監督の猪本三郎です」


 お互いの監督が挨拶を交わす。

 輝集高校の監督は、20代後半くらいの若い男前な監督だ。


「キャプテン前へ」


「はい!」


「小野」


「はい!」


 次は、両キャプテンが前へ出て挨拶を交わすようだ。


「始めまして、輝集高校キャプテンの神内零かみうちぜろです!」


「宝星高校キャプテンの小野弓弦です」


 爽やかそうな見た目の、2年生にしてキャプテンを務める神童零。

 全国の2年生PGでは、ナンバー1とも言われている選手で、輝集高校のエース

でもある。

 キャプテン同士で握手を交わし、二人とも後ろへ下がっていった。


「それでは、宝星高校の方たちのアップが終わり次第、練習試合を始めましょうか」


「はい、よろしくお願いします。全員、急いでアップを始めろ」


「はい!」


 監督の号令と共に急いで宝星バスケ部がアップを始める。

 アップをしている中、横目で輝集高校の練習を見る勇士。


「やっぱり、全国クラスの練習はレベルが高そうだな」


 不意に武人が勇士に話しかけてくる。


「そうですね、動きがしっかりしてますね」


 ただの3対3の練習だが、明らかにレベルの高さが伺える。


 宝星もアップを済ませ監督からスターターが発表される。


「インターハイ予選が近いので、それに向けたスターターを発表する」


 5月の下旬頃からインターハイ予選が始まるため、全国クラス相手に現状、最高

のメンバーを、今回のスターター指名するようだ。


「まずはPG、小野」


「はい!」


「SG、笠原」


「は、はい!」


 まさか自分の名前が呼ばれるとは思ってもいなくて、反応の遅れる勇士。


「SF、山崎」


「当然!」


「PF、葉隠」


「はい!」


「C、大川」


「やってやんぜ!」


「スターターは以上、控えの選手も多く使っていくかもしれないから、そのつもり

をしていてくれ」


 スターターに選ばれたことに嬉しさと、先輩である武人からその座を奪ったこと

に少し複雑な感情を抱く勇士。その武人が勇士の元へ近づいてきた。


「まぁ、うちの現状を考えるとこうなるか」


「武人先輩……」


 苦笑いしながら話しかけてくる武人に、勇士はなんと言っていいのかわからない

様子だ。


「そんな顔すんなよ、俺の実力が足りなかっただけだから気にすんな、俺の分まで

頑張ってくれや。あぁ、控えから出ることもあるのか!」


「はい、ありがとうございます!」


 自分が一番辛いはずなのに、気を遣ってくれる武人に、気合を入れなおす勇士。


 そして、両チームの準備が整い試合が開始される。

 泰山がジャンプボールの位置に着き、輝集はCの坂ノ上西日さかのうえにしびが泰山と相対する。

 ボールが上げられ、泰山が先に触れ、宝星ボールでスタート。




  宝星高校        輝集高校


 PG 小野弓弦    PG 神内零

 SG 笠原勇士    SG 八重樫利吉

 SF 山崎攻     SF 金沢朱樹

 PF 葉隠錬水    PF 岡林凛里

 C  大川泰山    C  坂ノ上西日




 まず、宝星のオフェンスは、得意の弓弦と泰山のピック&ロールから入ろうとす

る。

 弓弦が泰山のいる右側へドリブルで進み、ピックにかかってすぐに泰山がゴール

に向かう。そのまま弓弦がバウンドパスを送り、泰山が受け取ってワンハンドダン

クを叩き込む。


「うほぉおおおおおおおおおお!!!」


 ダンクをした後、相手を威圧するように叫ぶ泰山。


 輝集は全く動じずオフェンスへと切り替える。


 トップで零がドリブルを突き様子を伺う。


 零が右に少し体を傾けると弓弦も右側を警戒するが、その瞬間に、鋭いクロスオ

ーバーで左へ切り替え、弓弦を抜き去っていく。


 あまりの速さに、他のディフェンスもカバーに間に合わず、簡単にレイアップを

許してしまう。


「速いな……」


 一瞬の出来事に弓弦は参った様子だ。


「一本取られただけだ! 切り返えていこう!」


 泰山の励ましの言葉に小さく頷く弓弦は、気持ちを切り替えボールを運んでいく。

 

 弓弦がパスコースを伺っていると、勇士がウィングの位置からゴール下付近まで

走りこみ、ゴール下深くまでいった瞬間、一気に元のウィングの位置に戻る。


 勇士のマークマンもついて行くが、泰山がスクリーンを掛け妨害をする。


 元のウィングの位置に戻った勇士は、パスを受け取りディフェンスが遅れた隙に

、3ポイントを放ち、美しいアーチを描きリングに吸い込まれる。


 この、※スタックスクリーンもピック&ロール同様、最近の宝星のオフェンスパ

ターンの一つだ。


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スタックスクリーン……オフェンスで、二人以上の選手がくっついた状態のスクリ

ーン。


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「へぇー、良いシューターが居るね」


 勇士のシュートに零は、驚きの声を上げる。


「ナイシュ! 勇士!」


「素晴らしいデース!」


 ベンチから葵とジェニファーの歓声が聞こえる。

 その歓声に勇士は少し気恥ずかしそうだ。


 輝集は、零にボールを渡し素早く零がボールを運んで行く。

 先ほどのように、簡単に抜かれまいと弓弦は、集中力を高めて零のディフェンス

につく。

 高速でドリブルを突き弓弦を揺さぶる零。


 ドライブインしてくるのを警戒する弓弦だが、急に※ステップバックをしてきた

零が3ポイントシュートを放つ。


 弓弦は、対応しきれずシュートはゴールネットを簡単に通過していく。


----------------------------------------------------------------------------


ステップバック……ドリブルしている状態から、一歩後ろに下がって打つシュート。


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「PGなのに、なんていうオフェンス力だ……」


 ベンチにいる奏が、零のオフェンス能力に驚愕の表情を浮かべる。


 零は、弓弦や奏の様な正統派な司令塔のPGではなく、自らも点数を多く取りに

行く、攻撃的なPGである。


 宝星のオフェンスで攻が1対1を仕掛けるが、マークマンのディフェンスを得意

とする金沢朱樹かなざわしゅうきのディフェンスにより、タフショットを打たさ

れ攻守が切り替わる。


 またもや零が、1対1を仕掛け弓弦をドリブルで抜き去っていく。


 錬水がヘルプに入るが、錬水がマークしていた、PFの岡林凛里が※ダイブして

きて、零がパスを上げ、凛里がそのまま空中で受け取りアリウープダンクを叩き込

む。


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ダイブ……空いてるスペースに飛び込むこと。


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 零が凛里の方にペネトレイトして、ディフェンスを引き付け、ダイブしてきた凛

里にパスを出すプレーが輝集の得意のオフェンスパターンだ。


「すいません、完全にやられました……」


「いや、ドライブで簡単に抜かれた俺が悪い……」


 錬水が申し訳なさそうに弓弦に謝るが、その前の自分のディフェンスを反省する

弓弦。


「わかってると思うが、岡林も強力な選手だ、気を抜くなよ」


「はい!」


 弓弦の言葉に気合を入れなおす錬水。


 岡林凛里も、2年のPFでは全国でもトップクラスの選手で、零のように1対1

を仕掛けてくることも多く、輝集のもう一人のエースだ。


 その後、輝集は零、凛里の1対1を中心に点数を重ねていく。


 一方の宝星は、高さとフィジカルで勝る泰山を中心として何とか食らいつこうと

するが、得意のディフェンスで輝集を止められない。


 第1クォーター、残り2分24秒、勇士は武人と交代する。


「お疲れ、勇士!」


「サンキュ」


 葵がにこやかな笑顔で勇士にスポーツドリンクとタオルを渡す。


「やっぱり全国クラスのチームは強い?」


「あぁ、全国ベスト8は伊達じゃないな」


 マークマンの、八重樫利吉やえがしりきちの激しいディフェンスにあい、中々シュートを打てる

機会がなかった勇士は、ここまで最初の3ポイントのみの得点となっている。


 勇士がベンチに下がったと同時に、他のレギュラーも奏や亮などの控えメンバー

と交代し、輝集も控えメンバー中心でゲームが進んでいく。




 第2クォーター、残り6分33秒、再び両チーム、レギュラーメンバーがコートに立つ。


 宝星21-33輝集。


 控えメンバーも点差を縮めることができず、12点差をつけられている宝星。

 宝星のオフェンス、最初に勇士が得点したパターンで勇士が同じ位置でシュート

を放つ。

 マークマンの利吉も、勇士のシュートをブロックしようと勢いよくジャンプする

が、シュートモーションが早い勇士の掌からボールが離れる方が早く、ディフェン

スの頭上を越えゴールネットを潜り抜ける。


 これで1桁点差に縮める宝星。


「良くやった! 勇士!」


「ありがとうございます!」


 勇士のシュートに喜びを爆発させる泰山が、満面の笑みで勇士とハイタッチを交

わす。


 零がボールを要求している凛里にパスを出す。

 右コーナーで凛里と錬水が相対する。

 凛里が左へ一つ、二つドリブルを突きそこから、右へ素早くクロスオーバーを繰

り出す。錬水も正面に入り対応するが、今度は、※スピンムーブを繰り出し、正面

に入った錬水を軽やかに抜いてシュートを決める。


「やっぱり、凛ちゃんのスピンムーブは止められないね!」


「当然・・・・・凛ちゃん言うな」


 零と凛里が言葉を交わし合いながらディフェンスに戻っていく。


「ヘイ!」


 エンドラインからパスを出そうとしている錬水に攻が手を上げてボールを要求し

ている。

 パスを受け取った攻が、すぐさま相手コートにドリブルで奇襲をかけようとする。

 しかし、零がヘルプに入り攻の速攻を止めに入る。


「そんな簡単に行かせないよ!」


「クッソ!」


「攻さん!」


 攻に合わせて走りこんできた勇士が大きな声を上げてパスを要求する。

 パスを受け取り、シュートモーションに入る勇士だが、凛里が両手を上げて勇士

のシュートを阻みに走りこんできた。


 ヘルプが来ることを読んでいた勇士は、額の上まで上げていたボールを下げ、体

の伸びきった凛里の左方向へ、一つドリブルを突きミドルジャンパーを放ち決める。

 

「最高! よく俺について来た!」


「さすがに、一人じゃ厳しいんじゃないかと思って走りこんできました!」


「まぁ、俺だけでもブチ抜いて行けたけどな!」


 あくまで一人でも大丈夫だったと言い張る攻に勇士は苦笑いする。

 追い上げムードになってきた宝星だが、ボールを運んできた零がいきなりプルア

ップジャンパーの3ポイントを放ち簡単に取り返す。


「おぉぉぉぉぉぉおおお!!!」


 盛り上がる輝集サイドと対称に、一瞬の出来事に呆然とする宝星。


「あれが全国クラスのエースか……」


「試合の流れを渡す気ねぇな……」


 全国の実力者に唇を噛む弓弦と攻。


「おら! 悔やんでる暇あったら取り返そうぜ!」


 泰山が暗くなる二人に、明るく声をかける。


「そうだな、落ち込んでも仕方ないな」


「別に落ち込んでねーよ! 俺が取り返す!」


 泰山の言葉で何とか持ち直し二人はオフェンスに入っていく。


 輝集の勢いついて行く宝星だが、全国の強豪が簡単に勢いを渡すわけもなく、第

クォーター終了時には、33-46と点差を開けて前半を終える。


「よくやった、神内! 怪我明けだからこの試合はもう休めよ」


「もうちょっと出てたかったんだけどな……了解です!」


 零の健闘を称える鮫島監督に、まだ物足りなさを感じながら爽やかに返事をする

零。

 最近、怪我から復帰した零は、この後はベンチに下がるようだ。


 ハーフタイム、前半の反省点を話し合う宝星ベンチ。


「神内は次元が違うなー」


「俺が止められないばかりに……すまない……」


「あれを止められるのは全国でもそうそういないですよ」


 零との差に下を向く弓弦を勇士がフォローに回る。


「神内もだが岡林も止められんな」


「すいません……」


 凛里をマークしていた錬水も自分の不甲斐なさに心が折れそうな様子だ。


「神内さんは怪我明けで、後半からは下がるみたいですね!」


 空気を明るくしようと葵が、宝星にとってプラスの情報を提供する。


「岡林は、ペイントエリアに入って来たらダブルチームで止めるしかないな。キッ

クアウトされても、上手くローテーションして守るようにしろ。宝星の得意なディ

フェンスで相手を止めて、自分たちのリズムに持っていけ!」


「はい!」


 猪本監督の指示で気合を入れなおす宝星メンバー。


 まもなく、第3クォーターが開始される。

登場人物


神内零

学年2年生 ポジションPG 身長181㎝ 体重75㎏

輝集高校のキャプテン兼エース。

性格は、爽やかで、いつも笑顔だが、バスケになるとスイッチが切り替わる。

鋭いドライブで相手を抜き去るのが得意で、外からのシュートも打てる、攻撃的

なPG。

家で飼ってる猫の名前が、リンという名前で、凜里に飼い猫と同じようにねこじ

ゃらし目の前に振ってよく、怒られている。


岡林凛里

学年2年生 ポジションPF 身長196㎝ 体重88㎏

輝集高校のもう一人エース。

性格は、ぶっきらぼうで、うるさい人が嫌い。

高身長ながらドリブルが得意で、動きが早い。

零に「凜ちゃん」と呼ばれているが、気に入っていない。


八重樫利吉

学年2年生 ポジションSG 身長184 体重75㎏

ディフェンスが得意で、シュートもそこそこ打てる。


金沢朱樹

学年3年生 ポジションSF 身長188㎝ 体重79㎏

ディフェンスが得意だが、オフェンス力はあまりない。


坂ノ上西日

学年3年生 ポジションC 身長197 体重88㎏

全国クラスのCの中では、あまり上手くなく、輝集高校の穴となることが多い。

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