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なーんてね。

作者: 秋葉竹

どうせ今日も、こんな1日。(いまならみえる悲しみの色)



嫌なことって、あるよね?

それは、生きてゆく上での、もはや、「つきもの」だよね。

まるで、朝になれば太陽が東の空から昇るように、そして、太陽が西の空より退場する夕闇の中、ふと気づけば東の空にぽっかりと、澄ました顔してお月さまが浮かんでいるような、あたりまえで、「『月』もの」なことだよね?


取り立てて騒ぐほどのことでは、ない。

よくあること、よくあること。

と、まぁ、どれだけ普通を装おうとしてみても、人ってほら、感情の生き物だから、そんな簡単な問題でもないんだよなぁ。


でも、今まで生きてきて、嫌なことだらけだった訳でもなく、とくに大仰な努力を積み重ねなくても、ほのぼのと、あゝ、幸せだなぁ、って思えることだっていくどもいくどもあったしね。


泣きそうで、こころ平静を乱して、自分でもままならない感情の激流に、あたふたしながら、右往左往しながら、やはりいつものようになにかとんでもないヘンな思い込みとかもしながら、その激流が通り過ぎるのを可能な限りジッと膝抱え座りこみながら、待っているんだ、生きてゆくしかない。


生きてゆくしかないんだろ?


そういう、声が流れるんだよね?


嫌なこと、無視できる魔法、とか、あればなぁ。


魔法使いになりたいなぁ。


とは、思いますとも。


思いはしますけれども、ね?





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[良い点] 文章表現が上手い。
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