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(仮)異世界トラベル  作者: 望月笑子
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ハート・マーク

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インキュバスが死ぬ前に、仲間を呼んだらしい。

両目に、濃いピンク色のハート・マークのシールを付けた無数のインキュバスの大群が、上空からいっせいに僕に迫って来た。

有り得ない。僕は、そんなにモテる男ではない。

あのハート・マークのシールは一体、何なんだ?

「ふざけるのもいい加減にしろッ!!」

僕は身体から、核兵器級の怒りの波動のようなものを放った。

誰もが、自在に、個人が発揮できる光のエネルギーなのだ。

インキュバスたちが、次々と地面に落ちていった。



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