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(仮)異世界トラベル  作者: 望月笑子
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ばあちゃん

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

時々僕が、チャリで、ニヤけながら町を通る時なんかが、そうだ。

ふと、周囲の人と目が合ったりすると、「この人、どこかおかしいんじゃないか」というような表情で見られるけど、別に、「あなた」を笑っていた訳ではない。

それはちょうど、チャリのペダルを漕ぎながら、口笛や鼻歌をしている感覚だ。首から下は、ペダルを漕いでいるが、首から上は、露天風呂に浸かっている、そんな状態なんだ。

僕のばあちゃんは、相変わらずあのアパートに住んでいるようだ。生前、じいちゃんとは仲が悪く別居していたが、やはりこの世界でも、別居しているのだった。




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