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魔物を従えた少女~チートスキルもって転生したけど私は呑気に魔物を説教する~  作者: 闇夜 黒華
第一幕 異世界はほのぼの生活?
7/8

転生六日目~王族のお通り~


「冒険紋章も知らないなんて...

 前々から思っていましたが...相当変わったお方です、異国人かと疑うほど。」


「随分な毒舌をありがとう。すごく傷ついたよ、今。

 ...で、そのマオシなんちゃらはどういうものでして?」


控え目なファルシュにすら毒舌を吐かれるなんて...

日本でいう衣食住的なノリで必要なものなのか?それ。

長すぎて名前が理解できなかったよ、残念だね☆


冒険紋章(マオシエンクレスト)ですよ。

 冒険者(マオシエン)という...王都や村の外に出る人には必須の道具なんですが...。

 村や王都には...ウァタイルの様な魔物の侵入を防ぐ...結界道具があるんです...

 でも、結界外に出てしまえば...魔物に殺されることだって珍しくはないんです。

 ...だから...それぞれの地域に...外に出ても魔物に対抗できる術が...あるか

 どうかを調べる審判者(ジャッジメント)に...この冒険紋章をもらわなければならないんです。」


そう言ってファルシュが冒険紋章と思われるものを取り出して見せてくれた。

それは中に銀色の台座に十字架の形をした金色の宝石、

そして周りには五大属性の赤、青、緑、白、黒の宝石が埋め込まれているものだった。

話を聞いている限り...役割はパスポート的な感じのやつか。


「仕方ありません...貴方用の冒険紋章を発行してもらうとしましょうか。

 冒険紋章を持ってないのに外に行ったのがばれてしまえば...大変ですし...

 ついてきてください、発行所まで案内しますから。

 ...食べ物のみすぎなどで、はぐれないで下さいよ?」


「気になるのが一個合ったけど...そうしてもらえると、私も助かりますな。」


そう言って私は、ファルシュについて行く事にした。

おそらく...私は飛んだ浮きものだろうな、私は。

こんな異端もの、普通は王族の前とかで処刑だろうけど...

ファルシュと会えて...とてつもない幸運を持っているな、私。

王族と言えば...なぜか私の本能が告げている。

王都に来た時に、王族の方々がお通りになられるイB...


「スグィエート様御一行が...お通りになられるぞ!」


はい、流れ予想が的中したぜ!

未来予知の才能が開花してるかもしれないな、最高だよ。


「...ルミナスさん...こっちに来てください。」


ファルシュが道の端にいつの間にかいた。

瞬間移動していたのか?ファルシュ姉さんよ。

なんて思いながら私は道の端へと歩いていく。

...ふと前を見ると、金色のショートヘアに白銀の冠、

金色の賢者のローブの様なものを着て、金色と銀の剣を腰にかけている男の人が白馬にまたがっていた。

その右隣には三つ編みにされた赤色の髪に金色の兜、赤と金色の洋風兵士の鎧に

赤と金色の槍を持った火属性をそのまんまにした感じの女の人がいて、

左隣には首辺りまである青色の髪に金色の兜、青と金色の礼服の様なものに

青と金色の斧を持った水属性をそのまんま表したみたいな男の人がいた。

私たちの周りにいる民たちは熱狂的な歓声を上げている。


「...真ん中にいられるのが...この国の王であり、光の最高騎士であるスヴィエート様です。

 その右には...火の最高騎士であるアグニ様。左には...水の最高騎士であるヒュドール様。

 お二人とも、最高騎士の異名を持つ五大騎士であり、スヴィエート様の近衛騎士でもあるお方です。」


「火と水と光の最高騎士...あれ?自然と闇の最高騎士はいないの?」


五大属性と言えば火、水、自然、光、闇のはず。

それなのにここに御和示すのは三属性のみ。

まさか、魔物の侵攻でぽっくり行っちゃったとかかな?


「自然と闇の最高騎士様は、変わっておられる方でして。

 強さ的には人外レベルに強く、魔物壊滅も楽々できるレベルなのですが...

 自然の最高騎士様は花がお好きな方で...戦闘に興味がなく...

 闇の最高騎士であるオスクリタ様は放浪癖...ゆえの行方不明なのです。

 ...因みに五大属性の役割としては...

 火は回復、水は守護、自然は魔法、光は浄化、闇は攻撃となっております。」


「見事に火力がいないんだね!?」


魔物討伐するときの火力が不足しすぎてない?

回復、守護、浄化だけで何とかなるんですか、この世の中。


その後も、王様についての話はまだまだ続いて行った...

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