ルッケンへ
やっぱり飛翔魔法は便利だな歩きじゃ結構かかったのに飛翔魔法じゃ一瞬だ
ノークン(うげっ、並んでるなぁまあそりゃあ今は世界で3番目にデカい都市なんだから商人とかも大量に来るか…でもルッケンなんて聞いたことないな、3番目にデカいとしなら少しぐらい聞いていてもおかしくはないんだけど、でも既視感はあるんだよね)
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検問官「身分証の提示をお願いします」
ノークン「はい」
検問官「お、冒険者志願者!まだ若いのに凄いねぇ!頑張ってね!」
ノークン「ありがとうございます!」
検問官「一応解析と身体検査しても?」
ノークン「はい、大丈夫です」
検問官「ありがとうね…うん、問題ないね!通っていいよ、あとこれは失敗者からの忠告だけど赤毛の奴には注意したほうがいい、あとできるだけ一人の時間は減らしな」
ノークン「分かりました!ありがとうございます!」
検問官「試験頑張ってね!!」
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ノークン(あの検問の人いい人だったな…赤毛、ね恐らく志願者殺しだろうね…注意しておこう、にしてもやっぱり既視感があるんだよな建物、道、雰囲気どこかで見たことのあるようなないような?まあいいかとりあえず宿の確保とあそこに行かなきゃな)
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男「で、なんの用だい?ここは君みたいな子供の来るところじゃないんだけど」
女「まあまあ話だけでも聞いて上げましょ?火遊びしたいお年頃でしょ?」
男「ま、そうだね僕たちも子供のころはやんちゃしたねぇ」
なんかムカついてきたな人を散々子供扱いしやがって…殺してやろうか?
ノークン「僕は子供じゃない、これでも列記とした成人男性だ確かに?背が低いのは認めるが外見だけで扱いを変えるなんて情報屋としてどうなんだい?それに子供がどうやってここに来るんだい?」
男「素人に情報屋の云々言われたくないね、それでなんの用だい?」
ノークン「はあ、今回は」
女「ちょっと待ちな、まずは物見せな」
ノークン「チッほら」
男「魔導具か?いや人工魔製具?印がないが製作者は?」
ノークン「どっちも合ってる魔道具と言ったら魔導具だし人工魔製具と言ったら人工魔製具だしそれと製作者は僕だ」
女「へぇ、本物?そして効果は?」
ノークン「本物だ効果は発動している間は所有者の身体を見えなくするというもの今ここで発動させても構わないよ」
男「ふぅん、どうやって発動するんだい?」
ノークン「魔力を馴染ませると自分の意思で発動させられるか決められる」
男「いいのかい?身体を消せるなら今ここから逃げられて持ち逃げされるかもしれないが」
ノークン「君たち、情報屋にとって信用はなくてはならないものたった一つの噂程度の悪評でも君たちにとっては死活問題、僕が君たちのことについて酒場やギルドなどで周りに悪く言えばそれは君たちにとって大問題だろう?」
男「まぁね、だけど俺たちは情報屋の他にも色々とやっているし今はここで証拠を残さず君を殺せるかもしれないという点は考えなかったのかい?」
ノークン「殺す?君たちが?僕を?ないない天地がひっくり返ってもあり得ないよ(笑)それにそもそも姿を消しても僕には何ら問題ないねそもそもそんな行動とった瞬間に首をはねてるよ」
女「ま、そうでしょうね貴方恐ろしく強いから私たちが手を組んでも無理でしょうね」
ノークン「わかってたのか?」
男「ただ言ってみただけ君に敵わないことぐらい最初からわかっていたよ」
ノークン「なのにあんな態度とってたの?」
男「まぁね〜」
ノークン「はぁ、君たち情報屋らしくないね」
女「そうかしら?でも情報屋は色んな奴がいるからね平均なんてとれないわ」
男「それで、物は見せてもらったから次は君が聞きたい情報だ」
ノークン「発動させなくていいのか?」
男「あぁ、問題ない俺たちとて情報屋今まで数知れない程の品物を扱ってきたその勘が言ってるこれは魔道具だ間違いない、効力はわからないがそもそも魔道具ってだけで大体の依頼はこなす」
ノークン「へぇ、そうなの?それで情報なんだけど」
女「本当の試験の集合場所、でしょ?」
ノークン「よくわかったね能力?」
女「いや、この時期に来るのは大体それだからね」
ノークン「ふぅん、なるほどね」
女「それで場所だけど今回に限っては本当にルッケン内の冒険者ギルドで合っているそうよ」
ノークン「…本当なのか?あの運営がそんなことするとは到底思えないんけど…」
男「あぁ、俺たちもそう思って実際組合に潜入してみたが今回に限っては嘘じゃないみたいだ」
ノークン「…今回は厳しい試験になるかもね…」
女「そうでしょうね、今回の試験一筋縄では行かなそうよなんてったって場所が公開されている分参加者もかなり多いだろうからね絶対に篩があるそれに試験官が今までの試験の合格者無しそして一回は生存者無しの通称夢人殺し〔ゼロ〕、ロスト・ゼッキーなのだから貴方程の実力者だとしても覚悟しておいた方がいいかもね」
ノークン「成る程君たちに実力を測られるのは癪だけどわかったそうするよあ、言っておくが試験官の情報は君が勝手に喋っただけだから報酬は支払わないよ」
女「えぇ、結構よ私は魔道具を貰っておいて嘘か本当かどうかだけの情報じゃ割に合わないと思ったから言っただけだから」
ノークン「ほんと君たちって本当情報屋だとは思えないよ」
男「君が情報屋についてどんな偏見を持っているのかは知らないけどさっき言ってたが情報屋に平均なんてないよ皆違うんだ平均なんて測れたもんじゃない、だから情報屋ぽいなんてもの本当はないんだよ僕は僕たちのスタンスでやっているだけ、冒険者だって冒険者ぽいなんてないだろ?そもそも人間だって本来平均を測れたもんじゃないんだから、そんなもんさだから情報屋を一塊に見るのは辞めたほうがいいよ」
ノークン「ふぅんそうかそれはすまなかったね、それじゃあ僕は行くよ」
女「ちょっと待ちな」
ノークン「?なんだい?」
女「どうして冒険者になろうと?貴方なら王宮魔術師だって夢じゃないというか王宮魔術師を越えるものだってあるはず、なんで冒険者に?」
ノークン「まず最初に言っておくが君が僕の実力を測れるとは思わないことだ、そして答えだが僕は旅人なんだ王宮魔術師なんて堅苦しい縛られたものになるのはごめんだね、なににも縛られない、自由に生きたいんだ僕にとって冒険者は天職だよそれに旅人にとって冒険者という職がどれほど羨ましい職かわからないわけじゃないよね?まあ旅人じゃなくてもそうか」
男「自由に生きたい、ね支配されるのが怖いだけじゃないの?もしくは誰かが上に立つのが嫌だとか」
ノークン「失礼だなと言いたいがまあ本当のところそうなんだろうね…」
女「あら、意外とあっさり認めるのね」
ノークン「あぁ、そうだね僕は死からすら逃げたいと思っているというかだから魔法使いになったとも言える死を恐れ続ける人生はごめん被るからね」
男「成る程つまり君はもう…」
ノークン「おっと勘違いしないでくれよ僕は人間を辞めた訳じゃないからね」
女「そういうことにしておいてあげるわ」
ノークン「じゃあ僕は行こうと思うよ」
男「あぁ、君みたいな濃い奴に会ったのは久々だ精々長生きするこった」
女「えぇ、試験頑張りなさいよそれと忠告しておくけど情報屋に自分の情報はそうそう話さないことね」
ノークン「わかったよそれじゃあ」
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冒険者とはいわば某ハンターを追うハンターの物語におけるハンターみたいなものである冒険者証明証があれば殆どの国に入れるし自然と情報も耳に入ってくる、侵入禁止エリアにも入ることのできるし罪を犯したとしても冒険者という理由で免除されることもある、依頼をこなせば大金が手に入るし公共交通機関の使用料金が階級によって異なるが高階級になればほぼ免除され殆どの店においても優遇される、それに条約によって国家間の戦争に巻き込まれずにも済むいわば冒険者証明証とは人生勝ち組証明証。




