vs盗賊団
目的のない旅を続け幾日か
ノークン(腹減ったなぁ)
空腹感に苛まれていると前方に数十名の魔力を感知した
ノークン(連合パーティーか?)
冒険者のパーティーには最大人数六人と上限人数が設けられている、これには色々と理由があるが何よりランキングが関係してくる冒険者パーティーにはパーティーランキングというものが存在し一ヶ月での功績を数字化し順位表として可視化したもので、順位が高くなればなる程名が売れ、以来料の増量だったりギルドからの報酬があったりして色々とお得なのだ、そこで昔の冒険者は何十、何百と大人数で1パーティーを組んだりして数の力で順位を上げたりしていたのだがそれではギルド側が面白くないとギルドが最大人数を設けたのだ、簡単に言えば少人数と大人数のパーティーではそりゃ大人数の方が有利になっちゃってランキングが徐々に固定化されて冒険者同士の順位抗争も起きなくなるよねってことで規定を定め規定以上のパーティーを強制解散させたのだ、元々このランキングは冒険者同士がより上位の位置を目指して他の冒険者と競争させることで冒険者の質を上げようとそういう目的で作らたのだ、なのに入る者拒まずの大人数のパーティーを作り全員が得しちゃったら意味がないのだ、だが上限人数が作られた今もパーティー同士の協力は規制されてない為、完全な解決には至っていない現に複数のパーティーが同盟を組み協力し一つのパーティーの功績を大幅に誤魔化し順位を上げるという行為…即ちどういうことかと言うと
一、Aのパーティーが自分たちのレベルに似合わないだが複数のパーティーを組めばいけなくもないようなレベルの依頼を取る
二、Aのパーティーが一定レベル以上の複数のパーティーを集める
三、Aとその他のパーティーで達成した依頼をAのパーティーだけで達成したと報告する
四、それを繰り返せば自然と以前より順位があがる
五、他のパーティーに報酬としてギルドからの報酬を山分けし渡す
基本こんな感じなのだがやりすぎると自滅してしまうので程々にしないといけない、引くラインの見極めも大事なのだ、こういう行為が日常的に行われているがグレーゾーンで規定上も禁止されていない為正義感が強い奴以外誰も文句は言わないのだ、そんなギリギリ集団だと思ったのだが、どやら少しいや大分違うようだ…
存在が気付かれないように上空で見ていると、どうやら盗賊が馬車を襲ってるらしい
ノークン(助けた方がいいよね?)
急降下しその勢いのまま盗賊と思わしき人に蹴りを入れる、どうやら寸前で魔力を集中させガードした様だ、それでも気絶は免れなかったようだけど
「な、なんだッ!」
「魔力の練り方からして魔法使いか?」
盗賊たちは少し慌てたようだがすぐに冷静になり僕の分析を始めた、そして盗賊たちは武器を構え始める、数秒の静寂が訪れた後
「戦闘始めッ!」
と戦闘開始の合図が発せられた、どうやら規律のある盗賊のようだ
身体を強化した盗賊が槍を持ち迫ってくるが倉庫から出した短剣で腹を一突き、そして次々と飛びかかってくる盗賊たち、全ての攻撃をよけ短剣にて致命傷を与えていく、十人を捌き動こうかと思ったところ足が動かせなくなった、魔力の動きを感じられないことから魔法ではなくスキルの類であることがわかる、そしてありとあらゆる方向から盗賊が押しかけてくるが僕を中心として魔法を発動する
《火炎之摩天楼》
魔法陣から天まで届く炎の柱が形成される
勿論僕も巻き込まれる訳だが僕は結界により守られている為安心である
魔法陣を閉じ炎を下げる、すると四方八方から魔法の嵐が
ノークン(アレを見て戦意喪失しないのか)
精神力には見習わせればならないものがありそうだ
そして魔法が直撃する、結界に…
煙が晴れ魔法陣を展開しようとするが設置型の魔法陣を確認した後真上から超高密度の魔力とは別エネルギーの塊を検知する
「我等を守護します聖域の守護者よ、どうかその御力をここに…咎人を裁け|《聖者之斷罪》エクセキューショナー」
リーダーと思わしき人物がそう唱え魔法を発動する
ノークン(いや、どちらかと言ったらそっちのほうが咎人なんじゃ…)
そう思うと同時に“僕”に超高密度の白銀を纏った閃光が当てられる




